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春高バレー京都大会男子決勝 ピンチをチャンスに変えた洛南高校が全国IH、国体準優勝の東山高校を破り5年ぶりに全国大会出場!

2023年11月20日 19:30

春の高校バレーボールの男子、"京都を制するチームは全国を制する"とも言われるハイレベルな京都府予選の決勝は、東山高校と洛南高校の対戦となりました。
一進一退の激戦を制したのは、ピンチをチャンスに変えたチームでした。

今シーズン、東山のユニフォームはイタリアのセリエAで活躍する日本代表の髙橋藍が高校時代に袖を通し全国制覇を成し遂げた赤と紺のツートンカラーに戻りました。
「偉大な先輩に近づきたい。」
東山は、夏のインターハイに続き、国体でも準優勝し、全国制覇まであと一歩!
最後の大会に全てをかけます。
しかし第1セット、洛南がキャプテン岸岡の巧みなフェイントで東山を翻弄すると、身長1m90cm、エースの2年、中上の高さあるスパイクで得点を重ね、先にセットを奪います。
第2セットは、東山の3年生エースが躍動します。
18歳以下日本代表で、1年からチームを引っ張ってきた尾藤が、跳躍力を生かした攻撃で洛南を圧倒、セットを奪い返します。
その後、両チーム1セットずつを取り合い、セットカウント2対2、勝負は15点先取の第5セットにもつれこみます。
ここまでの激しい攻防の疲れなのか、洛南の精神的支柱でキャプテンの岸岡が、セットの序盤、足がつり、コートの外へ!
さらに2年のセッター、樋口もプレー中に足がつってしまいます。
それでもボールをエース中上につなぎ得点をもぎ取ります。

立てなくなっても「あきらめない」樋口のプレーが、コートに立つ選手全員を奮い立たせました!
これで勢いづいた洛南が、一進一退の激戦を制し、5年ぶり24回目の全国大会出場を決めました。

【声】洛南高校 ➄ 岸岡脩人 主将(3年)
「最後まで出場するつもりでしたが、第5セットになり、足が途中つってしまい、2年生にほとんど任せることになった。
そこを洛南バレーで踏ん張れて、本当にうれしかった。」

優勝の立役者、中上は、独特の言い回しで、喜びを表現しました。

【声】洛南高校 ① 中上烈 選手(2年)
「東山は"ちゃんとしたバレー"をする。
それに比べ洛南は"楽しむバレー"でやってきた。
(決勝は)今までにないくらい楽しめた。」

【声】洛南高校 細田哲也 監督
「あらめない気持ちがあったら、ここまでできる。
やはり気持ちで負けることが多かった。
特にバレーボールはムードのスポーツと言われる。
ここまでのレベルになれば、みんなスパイクすごくは打てるし、みんな上手なので、後は気持ちの勝負なんだろう。
選手から学ばしてもらった。
東山高校は(今シーズン)インターハイと国体で準優勝して目標は全国優勝だったと思う。
京都の代表として全国優勝したい。」

【声】選手たち
「がんばるぞ!」

一方、女子決勝では京都橘高校が北嵯峨高校を3対0のストレートで破り、3年連続26回目の優勝を飾りました。
なお優勝した洛南と京都橘は、来年1月4日から東京で行われる全国大会へ出場します。

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