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番組審議会

2月番組審議委員会


開催日 令和元年2月25日(火)午後4時〜5時30分
出席者 審議委員6名

議題

テレビ番組『ごりやくさん』について合評

番組の合評では、今月の合評対象番組であるテレビ番組『ごりやくさん』について、各委員が意見を述べました。
制作担当者から「番組趣旨は神社に参詣することで与えられる御利益(ごりやく)というのはいったい何であるか。ご利益が得られるという意味で有名な各地の神社を訪問させていただいて、その神社に込められた意味や土地の歴史、風土、特産品などを紹介する紀行番組という形にしています。4Kカメラで収録して、番組販売も含めた今後の4Kへの対応を考えたものとなっています。また、ナレーターは女優の余貴美子さんに担当していただき、番組の雰囲気づくりにも一役かっていただいているのではないかと思います。」との説明がありました。 委員からは「社殿やそれをとりまく自然の美しい映像に簡潔な説明が付けられた作りで、まとまりのある綺麗な番組に仕上がっている」「余貴美子さんのナレーションも自然な感じで落ち着いて聞くことができる」「わからないことが多く、情報についていくのが精一杯。もう少しまとめて、ビギナーにわかるような説明があったらいい。」「情報を羅列していくだけで、本当にその神社に行きたいと思うこともなく、その神社に込められた意味などをもう少し深堀りしてほしい」「安定しているけれど目新しいかというと、そういうところが見つけられない。」「10年前と今の変化みたいなものを少し入れて、だから今ここに足を運ぶ意味があるという、惹きつけるような『今』の要素があってもいいと思います。」「出演しているモデルの二礼二拍手一礼がすごく不自然」「大山祇(おおやまづみ)神社で一人相撲をとっていたのは、地域色が出ていて良かった」「清々しい雰囲気でいい番組」「神社の境内が閑散としている。そういう時間帯を狙ったのか、御利益(ごりやく)を期待してお参りに来られる人の息遣いなど、そういう姿が見えにくかった」「やや詰め込み過ぎの感がある」「家内安全、商売繁盛、延命長寿など典型的な御利益を並べるだけでは、ちょっとキツイ。今日的な意味を持つごりやくさんも、この先どんどん発掘してほしい」「テーマを整理して焦点を絞って制作した方がいい」「その土地の歴史、風土、特産品などを紹介するというわりには、いささか表面的で、もう少しつっこんだ説明があってもいい」「もうすこし大きな地図で位置関係を示さないと全国の視聴者には理解できない」「かなり抽象的な歴史観が感じられる」「平板な歴史意識を助長しないように、ネガティヴなものも含んだ歴史の複層性に対する感覚をもつことが求められる」「ご利益が現世の欲ではなく感謝なのだと、さりげなく釘を刺すところもいい」「神社以外の部分も、もう少し多い方がその土地のことが解るのではないか。」などのご意見をいただきました。

令和元年度 株式会社京都放送 番組審議会委員(2月例会出席者)
若林 卯兵衛 (株)若林佛具製作所 取締役相談役
平林 幸子 京都中央信用金庫 副会長
荒木 陽子 京都地方裁判所 民事調停委員
三田 真史 京都新聞社 編集局文化部長
雨宮 章 京都府立府民ホール及び文化芸術会館 館長
西山 祐子 一般社団法人 みんなの手 代表理事

日時: 2020年3月16日 10:10