開催日 | 平成30年10月29日(月)午後4時〜5時15分 |
出席者 | 審議委員7名 |
議題
例会ではまず、テレビ放送番組の種別の公表制度に基づきことし4月~9月の期間の毎月第3週の「放送番組の種別ごとの総放送時間」「CMの総放送時間」「個々の放送番組の種別」について報告し、これらの内容をホームページへの掲載により公表する旨の説明を行いました。
番組の合評では、制作担当者から「京都の地域医療に従事し「わらじ医者」として知られた早川一光先生の追悼番組です。先生には「早川一光のばんざい人間」で30年にわたり、亡くなる3ヶ月前までパーソナリティを務めていただきました。今回皆さんにお聞きいただいたのは6月30日に放送した1時間の録音番組です。追悼番組の作り方は色んな切り口があると思いますが実質的な制作時間が2週間であった事もあり、①先生はどのようにご自身の人生に幕を下ろしたのか、②先生は何を残したかったのかという2点に焦点を絞り、先生の言葉を中心に制作しました。完成形ではないと思いつつ、現状これでよしという部分を目指しました。今後も継続して制作したいという思いも持っています」との説明がありました。委員からは「早川先生への敬愛がよく感じられる非常に優れた番組でした」「1時間の番組ですがあっという間で最後は涙が止まりませんでした」「60歳を超えてから番組を始めて30年もパーソナリティを務められていたというというのは全国でも稀有な例であり、こういう番組を制作する事がローカル局の使命であると思います」「先生と同年代の母を介護する身として先生の語られる言葉が場面場面でピタリと重なり、我々の世代にとって教えられる事のが多い番組でした」「リスナーに対して何を残したかったのかを伝えるのは難しい事だと思うが、"夜は寂しくて怖い"など先生自身が患者の立場になってみて自身でコントロールできない、予期せぬ事ばかりであり、決してかっこいいメッセージを伝えたかったのではないと思います」「先生の最期を知りたいと思うリスナーにとって、通常の番組と同じ時間帯に編成されたのは良い事だと思います」「先生の偉大な人間性を感じさせる番組でした」「先生の事を良く知る人やリスナーにはいいが、知らない人が聞くならもう少し説明があっても良かったのではないでしょうか」などの意見をいただきました。
平成30年度 株式会社京都放送 番組審議会委員(10月例会出席者) | |
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若林 卯兵衛 | (株)若林佛具製作所 取締役相談役 |
平林 幸子 | 京都中央信用金庫 副理事長 |
荒木 陽子 | 京都地方裁判所 民事調停委員 |
三田 真史 | 京都新聞社 編集局文化部長 |
井嶋 博美 | 元京都府男女共同 参画センター 館長 |
寺脇 研 | 京都造形芸術大学 教授 |
西山 祐子 | 一般社団法人 みんなの手 代表理事 |
日時: 2018年11月27日 17:00