開催日 | 平成27年1月26日(火)午後4時~5時30分 |
出席者 | 審議委員9名 |
議題
例会ではまず昨年12月14日に行われた衆議院選挙報道にあたり、誤報があった件について、報道局長から報告がありました。今回の誤報は画面の一部を利用した字幕放送の表示で、落選した京都2区の候補者について「比例で復活当選」のスーパーを2回放送したというものです。報告では事故当時の詳細な状況や、直後の対応などが伝えられました。また事故の原因について、あらかじめ用意していた字幕が操作ミスによって放送されたためであり、今後はチェックする仕組みを組織として整備し、より厳しい確認作業を行う改善策も伝えられました。委員からは「当確を出すのを急ぎ過ぎているのではないか。多くの視聴者にとって当落は少し経てばわかることであって、早く当確を打つのが視聴者のニーズに答えているとは必ずしもいえない」「こういうことはだめですとしか言えないので注意してほしい」「ミスした場面が復活当選であり、誤報の度合いとしてはこちらの方が深い」等のご意見がありました。
また番組の合評では、制作担当者から「これまで檀ふみさんで過去3回『京の匠たち』という番組を制作してきましたが、今回は趣向を変えて"おもてなし"をテーマに制作しました。米国大手旅行雑誌の人気都市ランキングで第1位に選ばれ国際的にも高い評価を受ける京都の人気の理由はどこにあるのかということで、おもてなしという部分に着目し、東京から来られた女優・壇ふみさんがおもてなしの達人を訪ね、その神髄に迫るという番組です」との説明がありました。委員からは「お正月にふさわしい華やかさのある映像だが、檀さんに切れ味がなく、やりとりが表面的に感じました。」「檀さんがそつなくこなされる方なので、はずさない番組に仕上がっている。この番組を審議会にかけることでどのようなフィードバックを望んでいるのか逆に聴いてみたいです」「親しい方が出ているので、一歩引いて観るのが難しい番組でした。一方、普段話している内容がそのまま会話に出ていたので話の引き出し方は上手いと思いました」「内容的にあえて"おもてなし"というキーワードで括らなくても良かったのではと思いました」などのご意見をいただきました。
平成27年度 株式会社京都放送 番組審議会委員(1月例会出席者) | |
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鈴鹿 可奈子 | 聖護院八ッ橋総本店・専務取締役 |
荒木 陽子 | 京都地方裁判所 民事調停委員 |
布垣 豊 | 京都中央信用金庫 理事長 |
若林 卯兵衛 | (株)若林佛具製作所 取締役相談役 |
永澄 憲史 | 京都新聞社 編集局文化部長 生活学芸担当部長 論説委員 |
寺脇 研 | 京都造形芸術大学教授 |
大浦 康介 | 京都大学人文科学研究所 教授 |
西山 祐子 | 一般社団法人 みんなの手 代表理事 |
井嶋 博美 | 京都府男女共同 参画センター 館長 |
日時: 2015年1月26日 18:00