6月番組審議委員会
開催日 |
平成25年6月24日(月)午後4時~5時17分 |
出席者 |
審議委員8名 |
議題
ラジオ番組「鴨川ロマンス~ぼくらのザ・タイガース~」について
平成25年度の第1回審議会で、委員長の選出を行い、委員の互選で若林委員が委員長に選出されました。
番組の合評では、制作者が年末の大掃除で小学生の頃に買ってもらったタイガースのレコードを偶然見つけたことと、年が明けてタイガース再結成のニュースが飛び込んできたことが重なってこの番組を企画したきっかけとなったこと。番組の構成は事前に募集したリクエスト曲やメッセージを交えながら、ザ・タイガースのメンバーの旧友、元メンバー、関係の深い作曲家のすぎやまこういち氏などから、京都にいた当時の話やデビュー時のエピソード、解散から現在にいたるまでの活動や今の思いを紹介し、同年代の方に元気になってもらおうと意図して制作したことなどを説明しました。
委員からは「懐かしく、心地よく聞きました"強いメッセージ性のあるコメントが印象的でした""元メンバーの語り、すぎやまさんのウラ話など新鮮に聞けておもしろかったです""バンドも京都の文化力の一端であり、こういうものが生まれるような京都の層の厚さや深さに焦点をあててみてはどうでしょうか""ザ・タイガースを全く知らない世代にもわかるような一人ひとりのプロフィールの紹介があるともっとおもしろく聞けたのではと思います"」などの意見をいただきました。
- 主な意見
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ラジオ番組「鴨川ロマンス~ぼくらのザ・タイガース~」
- 若い頃に感じた反発心や嫌なことを全く払拭して新たな気持ちでその時代を見つめ直せました。
- 元メンバーの語り、すぎやまさんのウラ話など新鮮に聞けておもしろかったです。
- ザ・タイガースとタイトルの鴨川とのイメージが重なってこなくて違和感がありました。
- 京都というと古い事ばかりが取りあげられがちですが、このようなバンドも京都の文化力の一端であり、こういうものが生まれるような京都の層の厚さや深さに焦点をあてて京都以外の人にもわかるようにまとめるとさらにおもしろくなるのではないでしょうか。
- 元メンバーそれぞれに生きてこられ、団塊の世代とひと括りにできないと思いました。「人生を勝手に終わらせてはいけない」という言葉が一番印象的でした。退職したら終わりではなく、やる気があれば関係ないことを実感した言葉でした。
- 音楽はその時代に引き戻す力があります。曲を聴くだけで当時のことをいろいろと思い出しました。
- 懐かしく、心地よく聞きました。
- 「納得できるいい時間を持ちたい、死ぬまでリタイヤしたくない。子どもたちが安心して生きられないのは大人の責任」などの強いメッセージ性のあるコメントが印象的でした。
- 紆余曲折を経てこられたメンバーが、KBSに出て語るのは意味があることだと思います。
- 還暦を過ぎた今だからこそ当時のしがらみやいろんな思いを乗り越えて、再結成しようという思いになられたのだなと思いました。
- ザ・タイガースの解散はプロダクションと音楽の方針が違ったために離れていったという当時わからなかったことが知れてうれしく思いました。
- メルヘンチックな歌が嫌いで、メッセージ性の強いものをしたくて解散することになったと聞き、あんなに人気があったにも関わらずそういうふうに思っていた人がいたことが驚きでした。この番組がなかったら知ることができなかったと思います。
- ザ・タイガースを全く知らない世代にもわかるような一人ひとりのプロフィールの紹介があるともっとおもしろく聞けたのではと思います。
- インタビューでは聞き手の質問をカットしてインタビューの答えの部分だけを編集していたので、突然話題が飛び、どんな質問がされたのかわからなかったところが気になりました。質問内容がわかるともっと引き込まれるのにと思いました。
- 針のノイズ音はわくわくして楽しく聞けました。
- ザ・タイガースの曲のタイトルを並べるとひとつの組曲になるようにと作る発想が当時あったことを知ってすごいと思いました。
- 京都の音楽シーンの変遷をたどるような番組をつくるとおもしろいのではないでしょうか。
(番組審議会事務局)
平成25年度 株式会社京都放送 番組審議会委員(6月例会出席者) |
大浦 康介 |
京都大学人文科学研究所 教授 |
鈴鹿 可奈子 |
聖護院八ッ橋総本店・専務取締役 |
鈴木 哲法 |
(株)京都新聞社編集局 文化報道部長・論説委員 |
吹田 恭子 |
(株)なぎ 代表取締役 |
荒木 陽子 |
京都地方裁判所 民事調停委員 |
藤吉 紀子 |
きょうと 留学生ハウス 留学生キャンパスコーディネーター |
若林 卯兵衛 |
(株)若林佛具製作所 取締役会長 |
寺脇 研 |
京都造形芸術大学教授 |
日時: 2013年6月24日 18:00