京都専科は京都が大好きな女優、羽田美智子とともに京都の魅力の真髄にふれることのできる珠玉の番組です。

第77回:技術を通して文化を伝える~京蒔絵師 下出 祐太郎~

蒔絵とは、漆工芸品(しっこうげいひん)を装飾する技法の一つで、漆(うるし)を接着剤や塗料として描いた絵に、金や銀などを蒔いた工芸品です。

昔、お椀やお盆が漆器(しっき)として親しまれてきましたが、現在では美術品や工芸品として扱われているため、私たちの生活の中で目にすることが少なくなりました。
そんな中、蒔絵の技術と文化を現代に伝えようと、活動しているのが、京蒔絵師の下出祐太朗さんです。
下出さんが、工房をあげて取りかかっていたのは、ヨーロッパの美術館で展示される、高台寺蒔絵の復元作業。
下出さんが10年間あたためていた構想の一つです。
2011年8月29日、烏丸三条にある伝統工芸館にて取りかかっていた高台寺蒔絵復元の完成披露発表か行われていました。
下出さんはこの取り組みの中で、若手の蒔絵職人が成長することを願います。

下出蒔絵司所
住 所:京都市下京区醒ケ井通松原上る
連絡先:tel.075-361-0320

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