京都専科は京都が大好きな女優、羽田美智子とともに京都の魅力の真髄にふれることのできる珠玉の番組です。

第55回:日本一の技術で作る和鏡の世界

「鏡」。それは私たちの生活に欠かせない道具です。
しかし、江戸時代まで鏡といえば金属の表面を磨いて映す和鏡を指しました。そんな和鏡を製作する鏡師という職業があります。鏡師の仕事は日常生活で使う鏡を作るだけでなく、神社に納めるご神鏡を作るという神聖な役割があります。京都市下京区にある山本合金製作所は京都でただ一軒,神様の宿る鏡を作る技術を守り伝えています。

先達の伝統工芸の技術を受け継ぎ,和鏡製作に打ち込む五代目の山本晃久さん。
晃久さんが受け継いだ技術の中には「魔鏡」の製作というものが含まれていました。魔鏡は日光など直線的な光を反射させることにより、鏡の表面には無いはずの像が反射した光の中で影として浮かび上がる鏡。山本さんはその技術を使って京七宝の職人とコラボした作品を発表しています。
芸術の域まで高められた工芸品には京都のものづくり職人が培ってきた伝統と美意識が表れています。
今回は、知られざる「和鏡」の製作。そして「魔鏡」の技術を日本で唯一継承する職人さんのお話です。

山本合金製作所
住 所:京都市下京区壬生川通七条上る
連絡先:tel.075-351-2338

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