京都専科は京都が大好きな女優、羽田美智子とともに京都の魅力の真髄にふれることのできる珠玉の番組です。

第22回:版画家・木田安彦~日本人のこころを描き続ける~

大胆な構図と細密な表現。親しみやすくユーモラスな雰囲気が漂う木田さんの版画には、日本だけでなく海外にも多くのファンがいます。
今まで制作してきた版画は約6000点以上。
そんな木田さんは、昨年、三十三の札所を巡る「観音巡礼」の旅を描いた「西国三十三所」を完成させました。
製作期間5年にも及んだ全36枚からなる大作。
しかし、目の病気で失明の危機に。木田さんはこの「西国三十三所」を版画としては最後の作品と決めます。
40年以上にもわたる版画家人生最後の一枚となったのが、第16番清水寺でした。
その作品への思い、そして、芸術家としての新たなスタートを追います。

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