
デビューから見続けているもの…
講談師の後輩たち。
デビューから見続けているもの…
多くの競走馬。
最近ではリーチザクラウンだ。
デビューから見続けているもの…
木村寿伸の実況。

以前にも書いたが、競馬実況アナウンサーという職業は、
騎手と同等の僕にとっては、"夢"の職業だ。
だから、木村アナは僕の憧れでもある。
そんな木村アナを光栄にも、デビュー前から見てきた。
たくさん怒られている場面も見てきたし、悔やんでいる姿も見せてもらった。
そんな木村アナが、
JCダートで、GI実況デビューを果たした。
隣で聞いた。
感慨深かった。
同じくデビューから見続けている、和田竜二がワンダーアキュートに騎乗していた。
木村アナのGIデビューを和田が飾ってくれれば、僕にとっては至福の時だ。
そんな場面を夢見ていたが…
ま、それは将来の楽しみにとっておこう。
この商売、役得なのが、GIの生実況を真隣で聞ける事だ。
澤武アナ、梶原アナ、森谷アナ、寺西アナ、
みなさんの実況を聞いてきた。
だから、あえて木村アナに足りない部分が分かる。
"我を忘れろ"
って事だ。
上手く喋るために、慎重になるのは理解できる。
でも、そのせいで、競馬と実況が上手く噛み合ってはいても、同化していない。
下手でもいい。レースと観衆の気持ちに一体となってほしい!
最近では、梶原アナの"秋華賞"は秀逸だった。
ご本人は、まだまだ上を目指していたけど、
的確さや語彙だけでは表せない"感情"が注入されていた。
周りには素晴らしい先輩がいる。
自分の許容範囲さえも超えるほど、先輩たちの実況を聞いてもらいたい。
そして、
「俺は、あいつのデビュー前からの実況を聞いているんや!」
と、いつの日か、飲み屋のオッサンたちに自慢できる、
実況アナウンサーとなってくれ!