KBS京都

海外ドラマ

海外ドラマ
始皇帝烈伝 ファーストエンペラー
ストーリー

あらすじ

紀元前221年、秦王・嬴政(えいせい)は、六国を従え天下を統一。自ら始皇帝を名乗り、中国初の皇帝の座に就いた。広大な領土を治め未曾有の大統一を成し遂げ、あらゆる権力を手中に収めたかに見える始皇帝だが、一人の人間としての限界を感じ、悩んでいた。自らの不老不死、広大な宮殿の阿房宮や始皇帝陵の建造…秦を永続させたいという望みが、多くの人々と自らの悲劇を招く。

第1話

第1話商人の呂不韋(りょふい)は権力を手にいれるため、趙政(=嬴政/えいせい)を秦国の王にしようとたくらんでいる。そこで趙国で身分を隠して暮らしていた趙政王子と趙姫を秦へつれて帰った。しかし華陽夫人は楚国の血を引く孫、成嶠(せいきょう)を太子にすえるべく趙政暗殺を企てる。2度に渡る暗殺計画は失敗に終わるが、王になった異人は母のたくらみを知り驚く。

第2話

第2話暗殺されそうになった上、入宮できないことに不満を抱いた趙政は宮殿の前でひざまずいて懇願。商公の取り計らいで趙姫と趙政は入宮が許され、異人と再会する。これにより呂不韋が宰相に任命され、趙姫と楚姫が王妃となる。趙政は異母弟の成嶠に対面。取っ組み合いに負けてしまう。王の異人は母親の華陽夫人に脅される形で咩霊(びれい)を後見人として楚姫を王后とする詔(みことのり)を出す。王后になった楚姫の誕生日の宴の席で、咩霊はいかがわしい踊り子をしていた趙姫をおとしめようと、踊ることを要求。屈辱に耐えて踊り始めた母親を止めようとした趙政は宴の席からつまみ出されてしまう。

第3話

第3話屈辱を受けた趙妃は命を絶とうとするが、異人になだめられ思いとどまる。しかし実は、この自殺未遂は異人の気持ちを趙妃に向かせるため、呂不韋が仕組んだ芝居だった。そんな折、異人が突如病に倒れ、跡継ぎ問題で成嶠を推す華陽夫人と政を推す呂不韋が火花を散らす。両者それぞれ事が有利に進むよう陰で画策するが、最終的には戦の手柄で王剣を手にした呂不韋が、強引にも詔に王の印を押させ、政が太子となった。その直後、異人は息を引き取る。

第4話

第4話成人になった政は、自分だけ元服していないことに不満を抱く。また秦国に治水工事を進めるため、韓国から鄭国と張直がやってくる。今すぐ2人に工事を任せるという政に、大臣たちは慎重になるように諭し、母も、仲父の意見を待てと言う。政は、王にもかかわらず国事を仕切れないことに腹を立てる。そんな政に呂不韋は、「王は、王の気質が備わった時に成人となる」、「今は学びの時」と告げる。

第5話

第5話呂不韋への想いを募らせる趙姫は、呂不韋に迫り一夜を共にする。現場を陰から目撃していた嬴政(えいせい)は、宮中に噂が広まることを懸念して、趙姫の宮女らを皆殺しにする。後日、邯鄲で趙姫と共に踊り子をしていた嫪毐(ろうあい)が呂不韋の元を訪れる。呂不韋の計らいで嫪毐は偽の宦官として趙姫に仕えることになり、呂不韋の代わりに趙姫の欲情を満たす。一方、嬴政の妃選びの話が持ち上がり、楚国から美しい阿若がやってくる。

第6話

第6話嬴政の妃選びが始まり、六国から候補の姫の姿絵が届く。太王太后と咩霊は、楚の阿若姫を王妃にするべく画策。一方、呂不韋は趙の使者に敏代姫を推すよう依頼される。太王太后の魂胆を見抜いた嬴政は、彼女が企画した催しに出席せず王宮を抜け出し、偶然幼なじみの黎姜(れいきょう)と再会する。黎姜は敏代姫の侍女になっていた。嬴政は黎姜を妃にと強く希望するが、呂不韋は黎姜に身を引くよう忠告する。

第7話

第7話嬴政は黎姜に自分と結婚するよう迫るが、黎姜は頑なに拒む。結局嬴政は周囲に説得され、天下統一のために趙国の姫・敏代との結婚を決める。嬴政は黎姜を忘れられなかったが、その気持ちを広い心で受け止める敏代に心打たれる。一方華陽夫人は形勢逆転を狙って、阿若をしばらく秦にとどまらせることにした。そして嬴政は偶然阿若に出会い心引かれるが、妃に選ばれなかった阿若はツレない態度で立ち去る。

第8話

第8話贏政は呂不韋の監督下に置かれ、いまだ政権を握れない。一方、阿若姫は謎の男に遭遇。不吉な予言をされる。韓と魏の侵攻を受けて秦も出兵を決め、元帥を選ぶことに。手柄を立てたい成嶠が立候補するが、贏政や大臣たちに反対される。呂不韋は敏代姫を盾に趙王に援護を要請するよう迫るが、贏政はそれを拒む。そして出兵直後、元帥に選ばれた蒙驁(もうごう)が戦死する。

第9話

第9話蒙驁亡き後、自ら元帥に志願する成嶠。贏政は、華陽夫人が成嶠を利用して謀反を企てることを懸念し、呂不韋にその阻止を命じるが、贏政の意に反し、成嶠を元帥の座に就ける。戦場に赴いた成嶠であったが、樊於期(はんおき)の意見に耳を貸さず、窮地に陥る。援助に向かった咩霊は襲撃を受ける。ついにこの時を待っていたとばかりに、咩霊は贏政の出生にまつわる事の顛末を成嶠に打ち明け、王の座奪還をたきつける。

第10話

第10話咩霊から贏政の出生にまつわる話を聞いた成嶠は、呂不韋と贏政を成敗し、王位を奪還することを決意する。しかし樊於期が咸陽に戻ったことから、呂不韋は成嶠の謀反を見抜く。敏代の懐妊を喜んでいた贏政は成嶠の謀反を知り、自分の出生について疑問を抱く。だが、呂不韋に「大事なのは己が信じるかどうか」と言われ、贏政は王として君臨し続けることを誓う。

第11話

第11話成嶠の謀反を知った嬴政は出陣を決意。商公を説得し、贏成を副将に従えて10万の兵を準備する。成嶠の身を案じる阿若は、嬴政に出兵をやめるよう懇願するが聞き入れられず、阿若は単身で戦地に向かう。成嶠軍は贏成率いる征伐軍と一戦を交え、撤退を余儀なくされる。嬴政は成嶠らが駐留する城の包囲を命じる。

第12話

第12話成嶠は8万の兵を無駄死にさせたあげく生け捕りにされる。贏政に命だけは助けると言われ、阿若とその場を立ち去ろうとするが、犠牲になった兵を葬るという彼女の言葉に従えず、自害する。その後、贏政は咸陽に戻り天下統一を見据えた人事配置を行う。そんな中、蒙恬(もうてん)の計らいで烏二更と烏三更が贏政との面会を果たし衛兵となる。一方、嫪毐は戎翟公(じゅうてきこう)と親しくなり兄弟の契りを交わす。病に伏せていた華陽夫人は贏政を呼び寄せ、一連の対立における自分の負けを認める一方で、天下を取るには阿若を娶ること、呂不韋を排除することが肝要だと言い残し、息を引き取る。

第13話

第13話嫪毐と趙姫の間に双子の男の子が産まれる。我が子に王位を継がせるため、嫪毐は秦国に対して乱を起こそうと画策する。しかし贏政に気づかれて「余と勝負しても、そちは必ず負ける」と釘を刺される。そして敏代も妊娠。侍女として黎姜を呼び寄せることに。一方、呂不韋は「呂氏春秋」の誤字を見つけた者に賞金を出すと公言し、書は一気に有名に。王族たちから、さらに反感を買う。しかしそこへ繚子(りょうし)という男が現れ「規範書である春秋に『呂』の字は不要」とたしなめる。元服を控えた贏政は、宰相に従順なフリを続ける。また嫪毐を排除するため、繚子のアドバイスでしばらく身を隠すことにした。

第14話

第14話贏政は邯鄲で趙国の将軍、李牧と会う。嫪毐は戎翟公らに命じて邯鄲から戻る敏代を連れ去ろうとするが、黎姜が身代わりとなる。嫪毐のもとには、贏政が密偵として送り込んでいた三更がいた。商公は贏政に呂不韋について再度忠告し、息を引き取る。趙姫が男児2人を育てていることを知った贏政は甘泉宮に向かい、元服式のために雍城へ向かうよう強く求める。

第15話

第15話元服の儀を執り行うため、雍城に向かう贏政。嫪毐と縁を切るよう趙姫を説得していた呂不韋を、嫪毐は拘禁する。嫪毐は贏成に謀反に加わるよう持ちかけるが、贏成は中立を保つ意思を表明。ついに雍城で元服の儀式が始まる。時を同じくし、嫪毐・嫪ウーの兄弟は、それぞれ咸陽と雍城に反乱軍の兵を送り込む。騒乱の中で男児を出産する敏代。三更と黎姜が敏代と子供を救いに向かうが、敏代は子供を黎姜らに預け、自ら反乱軍の前に身をさらし、高所から身を投じて自害する。中立を表明した贏成だったが、兵を挙げ反乱軍に襲いかかる。結果、秦軍は反乱軍を鎮圧し、嫪毐は死刑、趙姫は放逐されることとなった。嫪毐と趙姫の双子の男児は贏政の命により殺害される。贏政は黎姜に再び結婚を申し込むが、黎姜は王子扶蘇(ふそ)の世話係でいることを望む。

第16話

第16話趙姫への処分を批判する上奏文が次々と届くため、贏政は上奏が却下された場合は油釜に入れると命じたが、呂不韋が割って入り事なきを得る。一方、治水事業のため韓国から来た鄭国らだが、実は秦の国力を消耗させるのが目的だったことが発覚、贏政は韓王の使節の面前で「秦国が最初に滅ぼすのは韓だ」と豪語する。元服後、忠告に耳を傾けず、権威をふるう贏政の姿に呂不韋は引退を決意。洛陽へ向かう直前、黎姜の計らいもあり、呂不韋は念願だった王子との対面が実現。黙って去るつもりが、宰相邸の前には多くの者が駆けつけ、最後は贏政も自ら赴き仲父を見送った。

第17話

第17話六国出身の役人に国外退去を命じる「追放令」が出された。側近の李斯(りし)も追放の対象となるが、繚子の提案で上奏文を提出。贏政は追放令を廃止する。陰謀の罪で捕まっていた鄭国は贏政を説得し、引き続き水路の建設を任される。贏政は洛陽を訪れ、呂不韋に秦の巴蜀へ移るよう命じるが、呂不韋は自ら命を断つ。阿若を王妃にした贏政は、夫婦の契りを結ぶ。

第18話

第18話韓との講和条件に、贏政は公子の韓非(かんぴ)を要求。李斯は荀子(じゅんし)の兄弟弟子だった韓非の才能に嫉妬して、「韓非の方策は、すべて韓を守ることが前提」と贏政に入れ知恵をする。贏政は李斯の訴えを取り上げ、韓非を離宮に閉じ込める。自分の運命を悟った韓非は、李斯から差し出された毒を飲んで自害する。その後、秦は韓を攻略し、韓王を捕らえる。幼い頃、贏政と共に趙の人質だった燕丹(えんたん)がやってくる。贏政は彼を慕い、秦にとどまらせる。邯鄲を落とすため、贏政は三十万の兵を出兵させる。しかし彼が受け取ったのは、「李牧に敗退」という急報だった。

第19話

贏政は趙の郭開を買収して李牧を反逆者に仕立て上げ、自害へと追いやることに成功。その後、邯鄲を征服して趙王と郭開も死に追いやった。贏政は趙人を手なずけようとするが、愛国心の強い彼らは反発する。さらに趙の王子、嘉が代郡へ逃れて趙王に即位したとの知らせが入り、贏政は力ずくで邯鄲を治めようとして大勢の死者を出す。そんな王を見かねた三更は、これ以上犠牲者を増やさぬよう王に進言して立ち去る。王の下を去ってさまよう三更は、繚子に出会い、彼についていくことにした。

第20話

秦に逗留させられていた燕丹が、燕国に逃げ戻る。秦の力を恐れる燕王は貢物を送って開戦を免れようとするが、燕丹はあくまで秦に対抗しようと秦舞陽(しんぶよう)という侠客に目をつけ、剣客として名高い田光に秦王暗殺を要請する。しかし田光はその使命を荊軻(けいか)に託して自害。使命を引き継いだ荊軻は、貢物として秦に送られそうになっていた緑娘という女を譲り受ける。そして秦王に引見するために、燕に逃亡してきていた樊於期に首を差し出すように申し出る。荊軻の計略を知った樊於期は、仇討ちのために自ら首を斬る。そして荊軻は緑娘に家宝の剣を託し、友人の高漸離の弾く筑の音や燕丹に見送られて秦へ向かう。一方、贏政は阿若との間に王子の胡亥(こがい)をもうけていた。秦の王妃となっても自分は楚国の姫だと主張する阿若は、秦が楚を攻めても勝てるとは限らないと贏政に話す。

第21話

贏政殺害をもくろむ荊軻と秦舞陽が、督亢の地図と樊於期の首を持参し秦王宮を訪れる。地図に隠した短刀で贏政に切りかかる荊軻だが、失敗に終わる。贏政が掲げる楚国討伐計画に胸を痛める阿若と咩霊。一方、同じく楚出身の李斯は、贏政への服従を誓う。身の危険を感じた咩霊は楚に亡命。これを機に秦は楚を討つことを朝議で決定。王翦(おうせん)の大規模で慎重な作戦を却下した贏政は、若い李信を対楚戦の元帥として採用する。同時に攻めることとなった魏に出兵する軍の元帥は贏成に。後日、楚と魏から箱が送られてくる。魏から送られてきたものは国璽であったが、楚から送られてきたものは、何と李信の首だった。

第22話

楚が勝利したと聞き、喜ぶ阿若だったが、贏政は隠居していた王翦を呼び戻し、再び楚を討つ計画を立てる。心の休まらぬ日々が続く贏政は黎姜に王后になってほしいと頼むが断られる。戦地へ向かった王翦は、相手をおびき寄せる作戦で項燕を罠にはめ、楚王は捕らえられ、咩霊は命を絶つことに。2度目の戦いで祖国を失った阿若は自害するため、繚子に連れられ今はなき楚国の地に向かう。贏政はその後、斉国も滅亡させ、ついに六国を制覇、天下統一を成し遂げる。

第23話

黎姜の父を始め全国から職人を集めて兵俑を作らせる贏政。天下統一を機にすべてを一新しようと、呼称の改正を始める。贏成は王に封建制を採用させるため、李斯に上奏文を書かせる。王翦は息子の王賁に、封建制を支持しないよう釘を刺す。蒙武は蒙恬を贏政に預け、引退を願い出る。国によって文字が違うことを知った贏政は、統一するよう命令を下す。贏政は男女の営みを控えるよう侍医に諭されるが、精力を維持しようと仙道の方士を探し始める。

第24話

李斯は事前に上奏文を“封建制は廃止すべき”という内容に書き変え、贏政に渡す。封建制を支持する贏成に対し、贏政は「天下に国家は大秦国、ただ一つ」と言い放つ。そして自らの称号を始皇帝と定め、文字や車軸の幅、升の大きさ、分銅の重さを統一し、国の真の統一を目指す。扶蘇は、贏成と贏政にへつらう李斯を嫌うが、皇帝の命で李斯の娘阿然と結婚することになる。

第25話

陵(みささぎ)の建設が進み、秦軍と同じ数の兵俑を作らせて、冥界でも帝王に君臨しようとする贏政。一方、皇帝暗殺をもくろむ高漸離(こうぜんり)は、贏政に近づくため趙成の前に現れ、自ら捕らわれの身となる。高漸離は筑の才能を買われて死罪を免れ、皇宮の楽師になるよう言わるが、筑を演奏すると見せかけて贏政を暗殺しようとしたため殺される。烏三更はいわれのない嫌疑をかけられ捕まるが、張良に助けられる。贏政は、遊びで鹿を撃って殺した胡亥に、ムチ打ち20回の罰を与える。それを知り憤慨する黎姜だったが、贏政が2日間、悪夢にうなされて眠り続けると、献身的に看病した。贏政は黎姜に後宮へ入るよう再び申し入れるが断られる。しかし互いの気持ちを打ち明け、愛を確認し合う。

第26話

高漸離を宮殿に入れた刑罰として、死罪を言い渡された趙高であったが、贏政から恩赦を賜り、無罪放免となる。贏政の野望はとどまるところを知らず、驪山陵墓や馳道の建設に加え、咸陽宮の20倍もの規模となる阿房宮の建設にまで思いを馳せるようになる。一方、労役に従事する民の負担に心を痛める扶蘇は、ケガをした青年、范杞良(はんきりょう)に帰宅の許可を出す。扶蘇の取り計らいに腹を立てた贏政は、扶蘇自身に范杞良を連れ戻させる。仙道の方士、徐福(じょふく)と盧生(ろせい)から、仙人の住む仙山の話を聞いた贏政は、征服すべき未知の領土の有無の確認も兼ねて、東方に巡幸するという決断を下す。

第27話

扶蘇を連れ東巡に出た贏政は呂不韋の墓に赴き、天下統一を報告。また孤独と老いを感じる贏政は、生意気な緑娘の態度に心惹かれる。扶蘇は泰山封禅の作法について教えを請おうと淳于越邸へ向かい、淳于越(じゅんうえつ)の娘の阿錦や淳于越の弟で知的障害のある淳于巓に出会う。贏政は封禅を前に儒者を集め、その中から70人の文官を選ぶことに。一方、海外に不老不死の薬を探しに行っていた盧生と徐福が贏政のもとに仙人の亀甲図を持ち帰る。贏政は徐福を海上探索使に任命し、仙山を探すよう命じる。贏政と扶蘇のもとに黎姜と阿然が到着。4人は一家の宴を開く。そんな中、儒学博士が判読した亀甲図の中に“秦を滅ぼすは胡なり”という記述があることが判明する。

第28話

博浪沙を巡幸中、刺客に襲われるも危うく難を逃れた贏政。数日間自室にこもった後、仙道を極めると宣言し、蒙恬に匈奴の討伐、王賁に嶺南の平定、李斯に阿房宮の建設、趙高に不老不死の薬の調達を命じる。さらに今後の国事は、まず扶蘇に相談するよう言い渡す。大役を任せてもらえない贏成は不満を募らせる。淳于越の娘、阿錦に好意を抱いた扶蘇は、阿錦に求婚するが断られる。

第29話

扶蘇に疎まれ続けた阿然は実家に戻ることを決意する。娘の失礼を詫びに来た李斯に対し、扶蘇は本心を伝え、過去のわだかまりが解けたかに見える。期限を過ぎても過酷な労役を強いられた范杞良は変わり果てた姿で家に逃げ帰るが、すぐに連れ戻される。黎漢は贏政の寵愛を受ける緑娘を忘れることができずに言い寄るが、その様子を趙成が見ている。王綰と扶蘇の協力を得て嶺南従軍を嘆願する贏成だったが、贏政は南方遠征の目的は討伐ではなく統治だと言い、贏成の申し出を退ける。

第30話

咸陽に学館街が建設され、儒者たちの弟子が集まる。贏成は彼らと儒者を敬愛する扶蘇を味方につけて、封建制度の実現をもくろむ。外で男を誘惑していた罰として、趙高は緑娘を拷問する。その後、黎漢が助けに来るが、緑娘は自害をする。贏政の誕生日の宴に、儒者たちが一同に会した。その席で淳于越が「封建制を廃すると国が短命に終わる」と意見するが、贏政は「国政を大いに議論せよ」と寛大に受け止める。贏政の老いを感じた贏成は、この機会に封建制を推し進めることを誓う。

第31話

封建制の復活を実現させようとする贏成は、儒者らを従え、贏政が咸陽を留守にしている間に扶蘇の元を訪れ、扶蘇に忠誠を誓い改制の上奏を迫る。そこへ突然贏政が現れる。現在の政治に批判的な贏成や儒者らに憤る贏政は、咸陽中の学府閉鎖を命じ、焚書令を発令する。これに抗議する儒者らは、学館街に集結。淳于越を筆頭に儒者らは投獄される。焚書令に異議を申し立てる繚子も同様に投獄されることに。繚子は釈放の身となるが、淳于越は獄中にて憤死する。自邸に軟禁という処分を受けた贏成は首に剣を当て自害。一方阿然は、父親と夫の反目に耐えきれず、李斯と縁を切り、扶蘇の元に戻る。扶蘇の解放を願う黎姜に対し、贏政は儒者らの件が片付いたら扶蘇を解放すると、儒者らの死刑を示唆する発言をする。

第32話

贏政は改制を扇動した儒者らの処刑を宣言。撤回を求めた扶蘇は僻地への赴任を命じられ、李斯に見送られて阿然とともに旅立つ。長城までの道中、扶蘇らは山賊に襲われた孟姜女を助けたり、范杞良の臨終に立ち会ったことから、労役の過酷な状況を知る。一方、再び巡幸に出た贏政も、労役を課された二更の最期に遭遇。民の現状を理解した贏政は孟姜女を引見するが、夫の死を知った孟姜女は贏政の前で長城から身を投げて自害する。

第33話

死期が近づいていることを悟った贏政は、扶蘇と蒙恬に会って後を託すため、病身にムチ打ち急いで上郡へ向かう。そして途中で黎姜に会って別れを告げ、沙丘の平台で崩御した。死ぬ間際、贏政は趙高に「次期皇帝は扶蘇に」と遺詔を代筆させた。しかし趙高は李斯と共謀して遺詔を改ざんし、胡亥を皇帝に擁立しようと目論む。蒙恬とともに自害を命じられた扶蘇は最後に砲台から飛び降り、贏政の下へ旅立つ。

PAGE TOP ▲

KBS京都KBS TVKBS RADIO
Copyright © Kyoto Broadcasting System Company Limited. All Rights Reserved.