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北魏馮太后
ストーリー

あらすじ

南北朝時代の中国・北魏。時の皇帝・太武帝の愛后 左昭儀を妹に持つフォン・ランとフォン・ミャオの兄弟は、朝廷内の陰謀により売国奴として処刑される。フォン一族は皆殺しにされるはずだったが、左昭儀の計らいによりフォン・ランの娘シュ-イー(後の馮太后)は逃走に成功する。その後、シュ-イーは罪人の娘として宮廷入りし下女となって働くが、叔母である左昭儀の働きかけにより、太武帝の孫 トバ・ジュンの学友として共に勉強するようになる。二人はお互いを尊重し、次第にかけがえのない存在へとなっていった。やがて、太武帝の補佐役であったゾン・アイが帝を殺害し朝廷が混乱する中、トバ・ジュンが即位し、文成帝となる。シュ-イーは后妃となり、陰謀渦巻く朝廷内で文成帝を補佐するうち、抜群の政治手腕を発揮して政治的実権を握るようになっていく…。

第1話

第1話北魏太武帝は漢人の将軍フォン・ミャオに柔然討伐を命じた。しかし、鮮卑族の重臣たち、中でもイー・フンは不満を抱き、密かに遠征軍の兵糧を断ち、敗戦に追いやる。フォン・ミャオは追い詰められ柔然に投降するが、その大逆の罪は一族郎党に及び、擁秦二州刺史である兄フォン・ラン一家の処刑が命じられる。フォン兄弟の妹である太武帝の左昭儀(皇妃)は甥フォン・シーを逃亡させ、姪シューイーの命も助けようと左常侍のゾン・アイにはかった。

第2話

第2話イー・フンによって家族を滅ぼされたフォン・シーはホア将軍とその娘ムーランとともに逃亡を続けた。シーの妹、シューイーは叔母である左昭儀に連れられ都へ向かうが、途中、イー・フンの弟イー・フーの襲撃を受ける。居合わせた貧しい母娘が身代わりとなり、2人は徒歩で逃げ出す。発熱したシューイーを助けてくれたのは通りすがりの僧タンヤオだった。タンヤオは快復したシューイーに仏道と縁のある相を見て取り小さな仏像を授け立ち去った。

第3話

第3話太武帝の孫ジュンはチャン乳母のもと、活発な少年に育っていた。イー・フンはフォン・ミャオ投降の悪計が表沙汰となり処罰されかけるが、左昭儀の取りなしで一命を取り留める。イー・フンはチャン乳母と左昭儀に対し、皇孫ジュン擁立に尽力すると指を落として誓いを立てた。下働きとして宮中に入ったシューイーだったが、ジュンの勉強相手に選ばれツイ司徒の教育を受け始めた。ツイ司徒は皇帝に高く評価され、直々に国史編纂を命じられた。

第4話

第4話ジュンとシューイーは勉学を共にしながら成長していった。数年の歳月を経てツイ司徒の編纂した国史は石碑に刻まれ、城門に建てられた。鮮卑人の忌まわしい習慣などまで詳細が記されていたことから、皇族らの逆鱗に触れ、ついには皇帝の怒りを買い、処刑されることになった。漢人への反感から結託する皇族らは太子を監国(内政を代行する官位)にするよう上奏するが、太武帝はかえって太子への不信感を強め、皇孫ジュンへの期待を表すようになる。

第5話

第5話宋から宣戦布告され、太武帝は親征することを決めた。留守中のジュンの身を案じた太武帝は、皇太子一派を牽制、この機にゾ中常侍ゾン・アイの掌握する近衛軍をイー・フンの手にゆだね、ジュンの警護を任せた。従軍を希望するジュンをなだめたのは、官女となったシューイーだった。ゾン・アイと太子は太武帝の留守中に死を念じる呪術を行った。その場に居合わせたシューイから聞いた左昭儀は危険を顧みず、戦地の太武帝の所へ知らせに向かった。

第6話

第6話皇太子とゾン・アイの企みを知った太武帝は死を装い、皇太子を戦地に呼び寄せた。申し開きする皇太子に耳も貸さず処刑した。怒りにかられ都に戻った太武帝は、ゾン・アイと対決する。太武帝の救援を要請されたイー・フンが兵を動かさなかったため、太武帝と左昭儀はゾン・アイの刀に命を落とした。太武帝の末子ユイが継位するも翌年殺害される。ついにジュンが文成帝として即位。チャン乳母は皇太后に、シューイーは貴人(皇妃)となった。

第7話

第7話文成帝は罪臣の愛妃で下女として入内したリー夫人を見そめ、中常侍の計らいで関係を結ぶ。イー・フンは、朝廷内での太原公としての地位を固めるため、リー夫人をいったん自らの養女とし、皇妃として嫁がせた。シューイーを誰より寵愛していた文成帝だったが、シューイーは少年時代からの習わしでつい教え諭そうとしてしまう。徐々に二人のあいだには距離が広がり、文成帝はリー貴人と過ごす時間が増え、シューイーは不安を募らせていった。

第8話

第8話シューイーを案じる太后は、文成帝に「鋳金の儀」を行い、貴人の中から皇后を選ぶよう提案した。リー貴人が皇后となり、イー・フンの権力が増大することを阻止しようと、シューイーも鋳金の手習いを始めるが、リー貴人のせいで火傷を負ってしまう。それを知った文成帝は太后に儀式中止を申し入れる。自分を思う文成帝に答えようとシューイーは夜中に技術を磨いた。イー・フンは何としてもリー貴人が選ばれるよう中常侍に不正を持ちかけた。

第9話

第9話鋳金工に教わった技術を活かしシューイーは儀式の成功を収め、皇后に立てられた。魏の都の近郊の村ではホア将軍の娘ムーランが男勝りに育っていた。村の長はムーランを自分の女にしようと父親を使って罠にはめる。ちょうどその時、村は太原公イー・フンの手下に占拠され、混乱に乗じてムーランは逃げ出した。イー・フンの横暴さに皇族たちの不満はふくらむ一方だったが、柔然に攻め込まれ、緊張が高まった。魏全土に徴兵の詔が伝えられた。

第10話

第10話ムーランは父親に代わり男装して将軍選抜の腕試しに向かった。途中の宿場で偶然、イー・フンの悪計を知り、居合わせたマー・ジャオと共に手下の一団を滅ぼす。将軍選抜の御前試合では残忍な振る舞いをしていたイー・フーを殺し勝ち抜いたマー・ジャオが将軍、ムーランが副将軍に選ばれた。文成帝の親征が決まり、祖先の位牌に戦勝を祈るシューイーの元にマー・ジャオが姿を現した。実はマー・ジャオこそ、生き別れた兄フォン・シーだった。

第11話

第11話マー・ジャオの提案で文成帝が囮となり柔然軍を包囲する作戦が進められた。柔然軍を率いる将軍は、かつてイー・フンに計られ投降したフォン・ミャオだった。マー・ジャオらの説得で走り去ったフォン・ミャオは、成長した甥と姪の姿に心を打たれ崖から飛び降り自害する。将を失った柔然軍は瞬く間に平定され、魏は大勝した。イー・フンの弟イー・バオは酒宴でマー・ジャオ殺害を試み、失敗に終わるが皇后の取りなしで処罰を免れた。

第12話

第12話ムーランは勝利に酔い略奪と陵辱を働く魏軍の兵士を斬り殺し、イー・バオに取り押さえられてしまう。処罰を下そうとする文成帝を臣下とともに皇后がいさめた。一方マー・ジャオと皇后が密会しているという噂を聞き、文成帝は怒り狂う。マー・ジャオの手助けで逃亡していたムーランが大勢の兵とともに嘆願に現れ、マー・ジャオは死罪は免れる。罪人となった2人だったが、遠方に嫁入りする姫の警護を任され恩赦の機会が与えられることになった。

第13話

第13話リー貴人の懐妊を知って動揺するシューイーに対し、太后は皇太子の生母は死を賜るという「子貴母死」という掟があることを告げる。出産によって死を賜ると知ったリー貴人は、この掟によって文成帝の母親が死んだことを文成帝に教え、命乞いをする。衝撃を受けた文成帝は、この掟の廃止を太后に相談したが、にべもなく却下された。嫁入りの警護中、ムーランは傷を負い、フォンシーに素性を明かし、2人はお互いの気持ちを確かめ合った。

第14話

第14話リー貴人に続きシューイーの懐妊も判明。喜ぶシューイーだが、太后は文成帝にも知らせぬよう箝口令をしく。皇后が男子を産めば皇太子となることから、自身の死か、子供を諦めるかの二者択一を迫られたシューイー。結局太后の説得に応じ、毒を飲んで子供を諦めるが、文成帝に知られ怒りを買い、2人の溝は深まっていく。一方、死を恐れるリー貴人は文成帝の行幸に随行し、産気づく。難産を救ったのは通りすがりの高僧タンヤオだった。

第15話

第15話文成帝は「子貴母死」廃止を太后に訴えるが、結局リー貴人は死を賜る。シューイーは養女を失った太原公イー・フン邸に赴き、リー貴人の代わりに義父として仰ぐと誓った。リー貴人の死とシューイーの堕胎に傷心した文成帝は酒におぼれる日々を送っていたが、ある日、タンヤオ大師のもとへ向かい、仏教の深さを思い知る。立ち直った文成帝は、太武帝により禁止されていた仏教の復興を決断、タンヤオを、仏門を取りまとめる道人統に任命する。

第16話

第16話文成帝は仏教への信仰を深め、石仏の建設を造営を決意する。その造営の責任者を選ぶにあたり、イー・フンや東陽王が実権を握ろうとするが、公正を期すため、馬による選抜が行われることになる。事前にその情報を得たシューイーは、草の匂いを染み込ませた袈裟をタンヤオに贈った結果、タンヤオが責任者となった。過去の皇帝と文成帝の化身として造営が進む石仏。現帝の石仏を担当する石工の1人に、ムーランの幼なじみリウ・チュンがいた。

第17話

第17話イー・フンはリウ・チュンを脅し、現帝の石仏に細工をする。これを知ったシューイーは、それを暴こうとするが、かえって文成帝の怒りを買い冷遇される。一方、イー・フンらの企みにより、仏教普及のためという名目で強制的な仏像販売が始まり人々の暮らしを圧迫し始めるが、カオ・ユンの諫言と清廉な暮らしぶりに心を打たれた文成帝は中止を決めた。シューイーとの仲が修復しないまま、文成帝の体には異変が起こりつつあった。

第18話

第18話自分の目の前で倒れた文成帝を案じ、シューイーは詫び状を書き、2人はようやくわだかまりを解いた。しかし、文成帝の病状は悪化する一方。ついに太子ホンと乗馬をする最中に昏倒し、そのまま逝去した。後を継ぎ、ホンが献文帝として即位。シューイーは葬儀で文成帝に殉じようと火中に身を投じるが、リー将軍に助け出される。幼帝は義祖父であるイー・フンの言いなりでカオ・ユンや皇族らの心配と不安はつのる一方だった。

第19話

第19話太原王イー・フンの横暴な振る舞いにますます萎縮する献文帝。太后となったシューイーもイー・フンの管理下に置かれ、皇帝や中書令カオ・ユンらと連絡を取ることもできない。太后は密書をリー将軍に託し、兄フォン・シーに助けを求める。一方イー・フンに不満を持つ皇族の中で、東陽王は表向きイー・フンの味方につきながら、カオ・ユンと結託する。イー・フンは献文帝を廃し自ら即位しようと、リウ・チュンに自分の化身として仏像を作らせる。

第20話

第20話口封じに殺されかけたリウ・チュンだったが難を逃れ故郷に戻る。リウ・チュンから事情を聞き出したムーランはフォン・シーに報告し、さらに自ら宮女を装い太后とタンヤオの連絡係を買って出る。太后はカオ・ユンに信書を託し、皇族らの結託を命じ、イー・フンの企みを逆に利用しようとする。タンヤオに促された献文帝は、退位を決意。石窟寺の式典を利用して即位を認めさせようとするイー・フンに、じわじわと包囲網がめぐらされていった。

第21話

第21話式典で仏の意を示そうとするイー・フンだったが、逆に献文帝の正当性が証明され、ついに自害に追い込まれた。太后は自ら政務にかかわる宣言をし、一部皇族らの不興を買う。太后に威圧され、萎縮しがちな献文帝をカオ・ユンが諭すがなかなか伝わらずにいた。しかし、太后とともに視察に出かけた先で自らの意志で勅令を発し、ようやく献文帝も自信を付け始めた。一方、朝議での重圧と緊張に、くじけそうになった太后を慰めたのは…。

第22話

第22話フォン太后の影響力を懸念する京兆王らにより、献文帝は踊り子と関係を結び都に連れ帰る。これを知った太后は立腹し、踊り子を追い出そうとするが、ついには子供を宿す。重臣らの説得で太后も渋々この女性を皇妃として迎えるしかなかった。重臣らの横暴な態度に不安を抱く太后は、朝廷内で力を蓄えようと兄フォン・シーの政略結婚を画策する。フォン・シーと結婚の約束をしていたムーランは、この縁談を知り、都から立ち去っていった。

第23話

第23話反対を押し切りムーランの後を追ったフォン・シーだったが、太后の説得に屈し先帝の妹と結婚。のちに双子をもうけた。献文帝の親政が始まるが、覇気も決断力もない皇帝に臣下らも時折困惑するほどだった。一方すくすくと成長した皇太子ホンは太后の庇護の元、聡明な少年に育っていた。ホンを伴い視察にめぐっていた太后は、市井の教師リー・チョンと出会う。その才気に感服し仕官を勧めるが、リーはあっさりと断ってしまう。

第24話

第24話庶民の子供と交換した服を着たまま、漢人で朝議に顔を出した皇太子ホンは、京兆王に咎められるが、威厳を示して逆に京兆王を叱責した。ショックのあまり寝込んだ京兆王は皇太子廃位を働きかけようとするが、太后とリー・イー密通の噂を聞きつけ、これを献文帝の耳に入れた。半信半疑の献文帝は太后の御所に向かう。京兆王の振る舞いや皇太子の利発さに、献文帝はますます立場が危うくなり、ついに自ら仏の道に進むことを決意した。

第25話

第25話京兆王への帝位禅譲を決意した献文帝は太后に許しを請いに行き、朝議に臨むが、カオ・ユンらは思いとどまるよう、必死の説得をする。一方、太后はフォン・シーとリー・イーに命じて軍隊で朝廷を囲み、武力制圧も辞さない姿勢を示した。当惑する献文帝に京兆王は太子ホンの即位を提議し、献文帝は太上皇として幼帝を補佐していくことになった。太后も政治から身を引く決意をし後宮に退く。しかし、ある日太上皇は病で倒れてしまう。

第26話

第26話幼い孝文帝は南征の勝利で得た奴隷を解放、臣下たちへの褒賞を削減するなど英断を下していった。京兆王は幼帝の後ろ盾であるフォン太后の指示だと思い込み、太后排除に動き出す。リー・イーの兄が治める村で起きた横領事件に便乗した京兆王は、太上皇へ偽りの情報を伝え太后への信頼を突き崩し、2人を引き離そうとする。京兆王は、太后の身辺を守る近衛軍都統のリー・イーを太上皇の狩り同行の名目で郊外に呼び寄せ、横領事件の審問を行った。

第27話

第27話リー・イーは無実を訴えるが処刑されてしまう。怯える太上皇を半ば脅すように説得し都に引き返した京兆王は他の皇族らに協力を求めた。近衛軍が悪党の手にゆだねられ、緊張が高まる中、カオ・ユンは「絶対にフォン太后を害してはならない」という文成帝の遺詔を初めて公にした。遺詔を見せらた太上皇は自分の過ちを悟り、京兆王らの動きを制圧させた。朝廷では太上皇の罪を重くみて極刑罰を求めたが、太后は応じなかった。しかし…。

第28話

第28話フォン・シーの双子の娘たちを青年だと思い込み、孝文帝は仕官させたいと太后に申し出る。偽名を聞いて、悟った太后は孝文帝を連れてフォン・シーの家へ赴き、娘達の身元を明かす。双子のうち、ミャオユアンに惹かれた孝文帝は密かに茶楼に呼び出した。偶然それを知った皇族たちは、外戚の勢力拡大を懸念するようになる。官吏の腐敗が蔓延していることを知った孝文帝と太后は本格的な学者を登用し本格的な改革に乗り出そうとしていた。

第29話

第29話フォン家のミャオユアンが皇妃に選ばれた。ミャオユアンは妹と共に入内したいと太后に訴え、ミャオユアンは左昭儀、ミャオリエンは右昭儀として後宮に入るが、孝文帝の寵愛はミャオユアン1人に注がれていた。地方官吏の腐敗を取り締まる任務に就いたのは、中書学堂出身のリー・ビャオと中常侍イー・バオだった。視察した先で大胆な粛正を行ったリーらだったが、腐敗の深刻さに、根本的な改革、これまでの褒賞制度の廃止を訴えた。

第30話

第30話褒賞制から俸禄制への転換で不利を被る皇族らは、何とか阻止しようと密かに共謀し、地方刺史リー・ホンの不正を探り当て、リー・ビャオらを監査に向かわせた。フォン家や中書学堂の台頭を快く思わない東陽王は、自分の娘を太傅リー・チョンに嫁がせようとする。実は太后はリー・チョンと密かに心を通わせていたのだが、心を揺り動かされながらも縁談を進めさせることにした。ミャオユアンが懐妊し、またも「子貴母死」の掟が浮かび上がる。

第31話

第31話地方監察の任を帯びたリー・ビャオは同門の学友リー・ホンの不正を暴いた。清廉な地方政治を期待していた文成帝やフォン太皇はやむなく処罰するが、地方腐敗の根深さを痛感。こうした動きに自分たちの既得権益が脅かされることを案じた東陽王や淮南王らは結託して、悪い噂を広めるなど抵抗を強める。改革反対派はミャオユアン懐妊を利用し、「子貴母死」を切り札に太皇に交渉しようと画策する。不穏な空気の中、皇太子が誕生した。

第32話

第32話フォン太皇は政変を予言する流言の出所を朝廷で重臣らに質すが、淮南王は開き直って逆に太皇を責め立てた。孝文帝が処罰しようとしたところ、淮南王は自刃。ついに皇族らも俸禄制度を認めるが、引き替えに「子貴母死」の掟に従えと迫った。太皇と孝文帝はミャオユアンを守ろうとするが、各地で太皇を非難する動乱が起き、これを知ったミャオユアンは自ら死を選ぶ決意をする。愛する姪を死なせた罪悪感と孤独感が激しく太皇を襲った。

第33話

第33話ミャオユアンを失った悲しみから抜け出せない孝文帝とフォン太皇。特に孝文帝は石窟寺を訪れ、タンヤオ師の講和を聞いても立ち直れず、政務に没頭するしかなかった。姉の代わりにとミャオリエンは孝文帝を慰めようとするが拒絶され却って怒り出してしまう。東陽王は南朝宋への進攻を提言。歴代皇帝の宿願と言いながら、実際の狙いは俸禄制度実施を阻止することだった。そうとは知らず孝文帝は太皇に告げず挙兵の準備を進めていった。

第34話

第34話太皇は勝手に出征の準備を進めていた孝文帝に罰として絶食を命じる。豊かな暮らししか知らなかった孝文帝は身をもって飢えの苦しみを知り、潔く自分の非を認め、出征中止と災害の対策に当たる決断を下した。孝文帝と太皇は官庫を検分し国の備蓄の少なさを改めて思い知る。しかし、東陽王ら裕福な皇族たちは、個人的に配給を行うなどして寄付に応じようとしなかった。そんな中、救済のための食糧が輸送途中に強奪されてしまう。

第35話

第35話霜害の影響は深刻になり飢饉は広がっていったが、皇族たちは一向に寄付に応じようとしない。ついに太皇は孝文帝とともに退位をほのめかす。さすがの東陽王らも観念し、食糧の寄付を申し出た。皇族らの寄付で都では配給が行われるようになったが、地方の状況は依然として厳しかった。ムーランの住む村でも村人たちが食糧を求め、故郷を捨てて都を目指そうとしていた。必死に引き留めるムーランのもとに、フォン・シーからの援助が届いた。

第36話

第36話ムーランの住む村では久しぶりの食事が振る舞われていた。そこに地主である宗主が現れ、地代の取り立てと称し、援助で届いた穀物を奪い去る。ムーランは刺史へその件を訴え、さらに配給の約束を取り付けるが、逆に刺史と手を組んだ宗主の一味に襲撃される。ムーランの父、ホア・フーが殺され、ムーランは暴徒と化した村人らと共に刺史を殺害。

第37話

第37話フォン・シーはムーランを強引に脱獄させ、代わりに裁きを受けようとするが、ムーランは自ら出頭する。法に準じ死刑が宣告されるが、文成帝の賜った免罪符により、死刑を免れることができた。太皇は朝議から退き、政治から離れる決意した。孝文帝が初めて1人で取り仕切る朝議で、リー・チョンは「三長制」と「均田制」の実施を提案。自分たちの利益が損なわれると皇族たちは不満を示す。状況を案じた太皇は東陽王らを花見に招いた。

第38話

第38話制度改革について検討を重ねた孝文帝と太皇は東陽王の意見を採用し、各地の土地と人口についての実地調査をリー・チョンとリー・ビャオに命じた。地方に赴いたリー・チョンは早速領民を軽んじ、戸籍を偽る宗主らに出くわしていた。“カオ菩薩”という名医の治療で体調を取り戻したミャオリエンは、服装や立ち振る舞いを改め、ようやく孝文帝の寵愛を勝ち取る。ミャオリエンは皇后の座を狙い、太皇に取り入ろうと試み始めていた。

第39話

第39話太皇らの改革に反発を強める皇族に対し、東陽王は制度の利点を説く。リー・ビャオは調査の最中に郡主である義弟(汝陰王の息子)の不正を発見し、断罪した。息子を殺された汝陰王は太皇にリー・ビャオ処分を求めるが、事実を突きつけられ取り乱す。調査を終えたリー・チョンとリー・ビャオは身の危険を顧みず、改革を推進しようとしていた。太皇は兄フォン・シーに対する良心の呵責からミャオリエンを皇后に立てようと考えていた。

第40話

第40話リー・チョン、リー・ビャオの暗殺を企んだ汝陰王に孝文帝は死刑を宣告。しかし太皇は反対し、汝陰王の爵位剥奪に処分をとどめた。ようやく孝文帝の寵愛を受けることができたミャオリエンは、皇后の座を狙い、鋳金の儀にそなえていた。しかし、後宮に出入りする医者との密通を孝文帝に知られてしまう。ミャオリエンはしらを切りながら、医者を毒殺する。すべてを知った太皇はミャオリエンを厳しく叱り、後宮を出るように命じた。

第41話

第41話出家を命じられながらも後宮にとどまり、皇后になろうとするミャオリエンだったが、ついに死を賜る。娘2人を入内させ、そして失ったフォン・シーは太師の座を捨て、仏門に入った。孝文帝はリー・チョンらの献策した三長制、均田制の施行を宣言。配慮の行き届いた制度で、ようやく保守的な皇族たちにも受け入れられた。国内が安定しはじめた矢先、対立していた宋を斉が制。孝文帝は斉討伐のため、自ら軍を率い南征を行うことを決めた。

第42話

第42話反対する東陽王らを説得し、孝文帝は南征に赴いた。しかし悪天候が続き、行軍は困難を極めていた。従軍していたリー・チョンらは、南征中止を訴えるが、孝文帝は認めようとしない。じつは孝文帝は南征に見せかけ、洛陽への遷都を敢行しようとしていたのだった。あと少しで洛陽に到着するという所に太皇危篤の知らせが届く。遷都のための準備をリー・チョンに託し、都・平城に駆け戻った孝文帝は、何とか太皇の最期に間に合った。

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