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今回のいっぴんは「婚礼衣装」。人生の中でもっとも華やかなイベント、結婚式。いつの時代も花嫁たちは婚礼衣装に憧れてきました。そんな婚礼衣装に、近年新しいブームが訪れています。「和装」で、神社や仏閣で挙式を挙げるのが若い女性たちにたいへん人気で、そうした和の婚礼様式を最近では「和婚」と呼びます。 京都市内のドレスショップ「銀座クチュールナオコ京都店」でも、この和婚ブームを受け、さまざまな和装婚礼衣装を取り揃えています。中でも人気なのは、和の様式に洋の要素を巧みに取り入れたもので、バラや蝶など、若い女性に人気のモチーフがあしらわれています。伝統の和を取り入れながらも、同時に自分らしさを大切にする和装の婚礼衣装に、注目が集まっています。 京都西山の麓に位置する山口家には、代々伝わる婚礼衣装が残っています。大正時代のもので、黒、赤、白と3枚の着物にそれぞれ松竹梅が描かれ、三枚を重ねて着ていたと言います。かつてはこうした「三枚重ね」の婚礼衣装が主流でした。 創業57年の「ワタベウェディング」。京都の西陣の地で貸衣装業からスタートし、現在では全国に50店舗を持つ総合ブライダル業を営んでいます。第二次世界大戦が終わった頃、結婚ブームが起こりました。人々は貧しく結婚式を挙げることができず、せめて写真だけでもと思うのですが、衣装がないのです。創業者の渡部フジさんは、そんなご近所のひとたちに自分が着た晴れ着を無償で貸し出したのです。それが創業となりました。現在、ワタベウェディングにはそんなフジさんが貸し出した婚礼衣装を復刻した「フジ」と名付けた着物があります。 花嫁の晴れの日を祝う想いがひと糸、ひと糸に込められ紡ぎあげられる婚礼衣装。いつの時代も婚礼衣装には特別な想いが込められているのです。 |
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■お店情報 銀座クチュールナオコ京都店 山口家住宅(苔香居) ワタベウェディング 京都グランドプラザ |
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