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第179回 女性の永遠のお友達 雛人形

 
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今回のいっぴんは「雛人形」!3月3日の雛祭り。女の子の健やかな成長を願う行事で、春の華やかな一日です。
明治の中ごろに建てられた「冨田屋」。織物の町として栄えてきた西陣の商家のしきたりや風習が今も綿々と受け継がれています。そんな冨田屋では雛祭りが近づくと雛人形を出して、飾りつけます。代々と続く雛人形の数は100体以上。大切に受け継がれてきた雛人形には先祖代々、母の思いが詰まっていると言います。

雛人形の起源は平安時代に遡るといいます。京都で既に平安貴族の女の子たちが「ひいな」と呼ばれる人形で遊んでいたことが記されており、雛人形のルーツと考えられています。そんな女の子の「人形遊び」と三月上旬の「巳」の日に川で身を清める「上巳」が結びつき、紙の人形に穢れを移して川に流す「流し雛」の風習が生まれました。それがいつの頃からか、人形を祀るように変化したのです。

京都の雛人形の製作は、頭師、髪付師、手足師、小道具師、着付師と分業されています。その中でも着付師の仕事は胴を作り、多くの職人よって作られたパーツを組み立てる、要の分野で、「人形師」と呼ばれています。人形師の大橋弌峰さんは家族とともに、伝統的な京雛を手掛けています。先代のもとで厳しい修行を積んだ大橋さん。美しい衣装をまとった雛人形の華やかで品のある佇まいを生み出すが大橋さんの職人技です。わずかな角度によって様々な表情を見せる雛人形。一体一体、心を込めて創り上げます。しかし、最後に魂を込めるのは手にしたお客さんだと大橋さんはおっしゃいます。全身全霊で人形に向き合う大橋さんの職人魂こそまさにいっぴんといえます。


■お店情報

冨田屋
京都市上京区大宮通一条上る
075-432-6701

(株)大橋弌峰
京都市上京区千本出水上る
075-432-0115

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