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第175回 銀から金へグレードアップ きんつば

 
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どこか懐かしく素朴な味わいの「きんつば」は、実は江戸中期に京都で生まれた和菓子です。「きんつば」とは、粒あんを寒天で四角く固めて、小麦粉を水で溶いた生地をうすく付けて一面ずつ鉄板で焼いたもの。「きんつば」は、刀のつばをかたどってできたので、そこからこの名前がついたと言われています。
刀のつばは、一般的には銀色で丸いものをイメージされるのではないでしょうか?その移り変わりについて、名物「きんつば」の看板を掲げる「幸福堂」さんで伺います。昔は、「きんつば」は、「ぎんつば」と言われていたそうです。江戸に渡ると、「銀より金」ということで名前が変わったそうです。そして、「きんつば」はもともと丸く、明治時代に丸から四角に変化したとのこと。焼きやすい今の形へ合理性のために変化したと言われています。

西谷堂さんは、明治の創業以来丸い「きんつば」にこだわりを持ってらっしゃいます。
きんつばの上には、栗や松の実など様々ものがのります。一つ一つ、手作りで不揃いなのもこちらの「きんつば」の特徴で、味わいが増します。桂離宮のほど近くにある中村軒は、明治16年の創業。ここでは、なんと白小豆の「きんつば」が販売されています。苦心して作り出された、極上の白小豆は最高の味わいです。京都市左京区の加茂公家本舗。「きんつば」からヒントを得て、新しいお菓子が売られています。材料は、小豆ではなくさつまいもなんです。さといもの本来の風味を最大限に引き出し、芋本来の味が楽しめます。

京都から全国へ広がり、形や名前を変えて来た「きんつば」。素朴なお菓子の中に人々の熱い思いを感じます。


■お店情報

幸福堂
京都市中京区壬生椰ノ宮町20
075-841-1940

中村軒
京都市西京区桂浅原町61
075-381-2650

西谷堂
京都市上京区今出川通小川東入下る
075-451-2663

公家芋本舗 百万遍店
京都市左京区田中門前町28-14 吹上ビル1F
075-702-5610

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