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第170回 京の正月を彩る 京のおせち料理

 
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今回のいっぴんは「京のおせち料理」!
お正月の食卓を彩る、「おせち料理」。お重箱に美しく詰められるそれぞれのお料理には、ひとつひとつ意味があり、今年一年が安寧であるようにとの思いが込められています。

では、京都のおせち料理とはどんなものでしょうか。
杉本家に代々伝わる「最中覚」には三が日の三度の献立が定められています。元旦は「三種の祝い肴」と言われるお料理が食卓に並びます。一つ目は「たたきごぼう」。二つ目は「数の子」。三つ目は「田作り」です。京都で「お重」と呼ばれる「重箱」は貝づくしの模様の蒔絵もの。お正月のためだけに使われ、江戸時代から伝わる品です。杉本家では、一段に1品を盛りつけます。「三種の祝い肴」に黒豆を加えた4段重ねです。京都の商家に伝わる伝統の「おせち料理」です。

京都には老舗料亭の味もあります。食材を美しく華やかに仕立てるのが老舗料亭の魅力。京料理のお店「岡庄」では、京都ならではのメニューにこだわりをみせます。京都らしいおせち料理と言えば黒豆、そして棒ダラ。いずれも手間のかかる食材で、京料理人ならではの味付けが堪能できます。そして人参やタケノコなどがプロならでは「飾り包丁」と呼ばれる技術で細工され、見た目も美しいおせち料理へと仕上げられます。

そして京都らしいメニューと言えば「かまぼこ」。明治2年創業の「茨木屋」では、洗練された新年の細工かまぼことして売り出されます。梅に羽子板、絵馬、千代結び、小判など、どれも縁起を担いだ手の込んだかまぼこ。まさにかまぼこの工芸品で、お重に華やかさを加えてくれます。京の正月を彩る「京のおせち料理」。お正月には心新たかに京都の伝統を味わってみたいものです。


■お店情報

京料理・岡庄
京都市南区唐橋西寺町36
075-691-2345

茨木屋
京都市中京区柳馬場通り押小路下ル虎石町39
075-241-0126

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