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第169回 情熱とパワーの結集 京の炎

 
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今回のいっぴんは「京の炎」!京都の街を赤々と照らす様々な「京の炎」。四季折々の炎をご紹介いたしました。

大晦日の12月31日。八坂神社で行なわれるのは「おけら参り」。厄除けに効果があるとされる「おけら」がくべられた灯籠から、「おけら火」を参詣者は吉兆縄に移して各自の家へ持って帰ります。火が消えないようにくるくると回す参詣者の姿は年の瀬の風物詩となっています。家に持って帰った「おけら火」は神棚の灯明につけ、元旦にいただく大福茶や雑煮の火種として用いてその年の無病息災を願うのです。
3月15日には清涼寺で「嵯峨お松明」が行なわれ、五山の送り火、鞍馬の火祭とともに京都三大火祭として受け継がれています。
毎年10月22日に行なわれるのが「鞍馬の火祭」。鞍馬寺の鎮守社、由岐神社の例祭です。

地域の人々が総出で行なうこの行事には、全国各地から多くの観光客が訪れます。火祭り当日。午後6時になると「神事にまいらっしゃーれ」の掛け声とともに、鞍馬街道沿いの家々の前にかがり火が掲げられ、小さな松明を担いだ子どもたちが繰り出します。「サイレア、サイリョウ」の響き渡る掛け声。沿道には観光客が溢れます。大小様々な松明がメラメラと燃え盛り、人の顔を沿道を明るく照らします。大きな松明で長さ4メートル。火の粉が舞い、熱気と煙の匂いがあたりを包みます。この祭には「チョッペン」と呼ばれる儀式があります。それは、鞍馬地区独特の大人デビューの儀式です。地元の青年にとっては人生で一度きりの晴れの儀式です。
町民の強い結束力が支える鞍馬の火祭。その熱い思いは、これからもずっと京の夜空を焦がし続けていくことでしょう。


■お店情報

由岐神社
京都市左京区鞍馬本町1073番地
075-741-1670

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