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第166回 今も昔も女性の憧れ 十二単

 
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今回のいっぴんは、平安時代の女性の象徴ともいえる「十二単」!幾重にも重なる美しい衣の色。おすべらかしの髪に、白い組紐の飾りが優雅で艶やかさを感じさせます。

現在もこの平安装束の伝統を受け継ぐ装束店が京都にあります。江戸時代に創業し、現在装束司として18代を数える黒田装束店です。葵祭や時代祭などの装束の制作を行い、京都の伝統行事を支えてきました。古来より伝わる儀式、作法、いわゆる有職故実に基づき、単の袖口、襟、裾を「捻り」と言って糊で捻り込むなど、独特の伝統技法を今に伝えます。

襟元や袖口、裾からのぞく色の組み合わせは「襲ね(かさね)の色目」といわれ、四季の自然を衣の色に託して表現します。平安の頃の女性たちは、その配色の美しさを競いあい、日本の美の極意であるこの美意識を完成させました。また、平安時代末期の貴族、源有仁は着付けに関する技術をまとめあげ「衣紋道」という独特の世界を作り上げました。その心を今に伝える高倉流。単に十二単を着付けるだけではなく、その精神世界が重要視される衣紋道には、近年十二単への再注目から若い人たちの入門が多いと言います。

そして、そんな中、最近新たな話題となっているのが、二条城で行なう十二単ウェディング。400年もの歴史を誇る二条城を、十二単姿の花嫁を先頭に雅やかな花嫁行列が練り歩きます。今も昔も「十二単」は女性たちの憧れであり続けるのでしょう。


■お店情報

黒田装束店
京都市中京区丸太町通堺町東入ル
075-211-8008

二条城
京都市中京区二条通堀川西入二条城町541番地
075-841-0096

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