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第163回 武士にも女子にも大人気 京象嵌

 
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今回のいっぴんは「京象嵌」!皆さん「象嵌」って、ご存知ですか?象嵌は「象(かたど)りながら、嵌(はめ)めていく」と書いて字のごとく、ひとつの物質に異なった素材の物質を嵌め込む技術のことを言います。かつては武士の持つ刀の鍔に施され、豪華で華麗、洒落っ気のある象嵌が競って作られました。しかし、廃刀令とともに武器、武具への象嵌の需要が激減し、時代の波に押されながらも、京象嵌は美術装飾品の道を歩むことになります。

現在ではその技術をブローチや帯留めなどのアクセサリーに多くみることができます。川人象嵌では、伝統的な図案をもとに精密な技術をもって様々な象嵌を生み出してきました。象嵌は土台となる金属に鏨と金槌で縦横に細かな模様をいれたり、金塊を薄く延ばした平金や金糸を土台に打ち込んで模様を描いたりします。その作業はまさに繊細緻密!ルーペで見てもその技術の高さを伺い知ることができます。最後まで妥協することなく、全てを手作業で行なう象嵌技術の真髄です。現在、川人象嵌ではデザインを現代的にアレンジした作品も製作しています。インテリア小物やアクセサリーなど、その可能性は未来へ向かって無限の広がりを感じさせます。時代の流れとともに美術品としての道を歩んできた象嵌。そして、今新たなる時代を歩んでいこうとしているのです。


■お店情報

川人象嵌
西大路一条西入る(京都学園東)妙心寺北門西
075-461-2773

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