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第153回 京を織り込む 西陣織

 
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今回のいっぴんは西陣織!
京都市の北西部に位置する西陣。趣のある京都らしい家々が軒を連ねる地域です。そんな西陣の名は織物の名前として世界に知られています。ご存知「西陣織」です。絢爛豪華、また気品を兼ね備えた西陣織は特に帯において最高級品とされています。

平安時代にまでその起源を遡る西陣織はこれまでいくつもの苦難を乗り越えてきました。それは常に技術革新との戦いでした。大きな転換を迎えたのが、フランスから持ち込んだジャカード機の導入でした。それまでの手間が一気に解消され、量産に成功しました。現在も西陣織はこのジャカード機によって織られています。機械と言っても、実際は職人さんが糸を通し、織り上げます。作業は単純作業の繰り返しですが、職人としての技の熟練が求められます。

素材は絹糸。友禅染めなどとは異なり、先染めが特徴です。この染めの作業ももちろん熟練の職人によって、厳密な色合わせとともに行なわれます。また、図柄を決めるのは図案家によるもの。この他にも幾人もの職人の手を渡り、様々な思いが織り込まれていくのです。織り始めて1本の帯が完成するのにおよそ2週間。京の職人の技術の極みです。絹が放つ光沢、鮮やかな色彩。そして美しく絢爛な模様。これこそ、西陣織の西陣織りたる由縁です。

そんな西陣織に魅了されたのが廣瀬正樹さん。金襴という西陣織を使ったハンドメイドの鞄やベルトを売るお店をしています。廣瀬さんが金襴と出合ったのは10年前。「かっこいい」と思ったと語る廣瀬さんの美的感覚は若者に受け入れられ、たいへん人気といいます。
時代の中で常に革新を続けてきた西陣織は、これからも未来に向けて織り続けられることでしょう。


■お店情報

西陣織会館
京都市上京区堀川通今出川南入
075‐451-9231

渡文(商品取り扱いは「織成館」にて)
京都市上京区浄福寺通上立売上ル大黒町693番地
075-431-0020

M-HERO本店
京都市中京区柳馬場六角西入る北側
075-213-4440

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