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第150回 京都人の誇り 鴨川

 
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今回のいっぴんは「鴨川」!
京都市内の真ん中を北から南へ流れる鴨川。高野川と合流する左京区の出町柳から上流は地名の「賀茂」と同じ感じの「賀茂川」、下流は「鴨川」の漢字を使います。これは上流の「上賀茂神社」と下流の「下鴨神社」のそれぞれの「カモ」の字を当てたためと言われています。

今からおよそ400年前、鴨川の四条河原で人を集め人気だったのが出雲の阿国。その影響で鴨川の岸には遊女歌舞伎などが行われる歓楽地としてさらに人々が集まるようになりました。そのほかにも、「京友禅」などさまざまな文化や工芸がこの鴨川の恩恵を受けて発展しました。この鴨川がなくては、ここ京都の文化も成り立たなかったと言えるのです。

さて、鴨川の源の一滴はどこから始まっているのでしょうか。北区雲ヶ畑。この出会橋付近が鴨川の起点で、中津川と雲ヶ畑川が合流して鴨川となります。源流はさらに雲ヶ畑川をさらに北上します。そのあたりに広がる桟敷ヶ岳の山々が源流と言われています。その源流の一滴を一世紀以に渡って守り続けるお寺があります。岩屋山志明院です。このお寺の奥には人々の信仰の対象となってきた神降窟があります。薄暗い中から時折、水滴が落ちる音が聞こえます。これが最初の一滴なのです。この一滴が小さな流れを作り、せせらぎが小川となり、いくつもの支流と合流し、やがて大きな鴨川となるのです。

京都のにとってまさに命の水であり、信仰の対象ともなってきた鴨川。多くの歴史を生み、生活や文化と深いかかわりを持ってきた鴨川は、先人から受け継がれた大切な京都の財産であり、これからも京都人の誇りであり続けることでしょう。


■お店情報

仲源寺(目疾地蔵)
京都市東山区祇園町南側585
075-561-1273

志明院
北区雲ケ畑出谷町261
075-406-2061

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