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第128回 素朴で暖かい 黒谷和紙

 
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日本画、障子、ふすま、屏風、和傘、うちわなど京都を代表する芸術や伝統工芸に欠かせない素材の一つが「和紙」です。京都市中京区にある楽紙舘。こちらには全国各地の和紙をはじめ、ありとあらゆる紙製品が揃えられています。こちらにも置かれているのが、京都府綾部市にある黒谷で作られた、その名も「黒谷和紙」。黒谷は四方を山に囲まれ、集落の中心を清流、黒谷川が流れる山村で、この豊富な水と冬の厳しい寒さが和紙作りにはとてもいい条件となります。京都の自然の恵み、長い歴史、伝統の技を今に受け継ぐ、黒谷和紙。現在では京都府の無形文化財にも指定されています。

黒谷和紙はおよそ13もの工程に分かれていて、たいへんな時間と手間ひまがかかります。和紙の原料となるのはクワ科の植物「コウゾ」の木。畑で一年かけて育てたものです。均一で柔らかな紙に漉き上げるのは難しく熟練の技と強い精神力が求められます。天気のよい日には白く美しい表情を見せる黒谷和紙が天日干しされるのどかな風景をみることができます。

黒谷には若い職人さんたちがたくさん育っています。その中でも黒谷の近くに住まい、アーティストとして活躍するハタノワタルさん。自分で漉いた黒谷和紙を使った絵画、そしてインテリアの材料まで創作範囲は多岐に渡ります。今、注目される若手のアーティストです。

機能と味わい、そして美しさを兼ね備えた黒谷和紙。今も私たちだけでなく、職人さんたちまでも魅了しつづける黒谷和紙の魅力はまさに京のいっぴんです。


■お店情報

楽紙舘本店
京都市中京区蛸薬師通高倉西入
075-221-1070

黒谷和紙共同組合
綾部市黒谷町東谷3
0773-44-0213

ハタノワタル
http://blogs.yahoo.co.jp/aaawtaaa

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