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第127回 みんなが愛する庶民の味 京のおうどん

 
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今回のいっぴんは「京のおうどん」!
古くから日本人に愛されてきた「うどん」。日本全国で食されているうどんですが、よくよく調べてみると地域によって好みや種類が大きく異なります。全国展開する日清食品の即席麺「どん兵衛」は、こうした全国の味の分布に合わせて名古屋地区を境にして東日本、西日本と出汁の味を変えているんです。東日本向けはかつおだしをベースにした濃口醤油仕立て、西日本向けは昆布の配分を増やした薄口醤油仕立て。比べて見ると、色、香り、味ともに大きな違いに気づきます。

そしてなんといっても「たぬき」にはもっと複雑でおもしろい全国的な違いがあるんです。まず大阪ではアゲさんとネギの「そば」のこと、関東では「天かす」入りの「うどん」のこと。そして、京都では「たぬき」と言えばアゲさんの入った「あんかけ」なんです!実はこれ、京都の夜の街、祇園の出前文化のなかで、「冷めないように」と工夫され、育まれた独自の食文化なんです。

最後にこれぞ「京のおうどん」と言えるうどんをご紹介します。まずは北野天満宮のそばに店を構える老舗「たわらや」さん。築400年の町家で出されるうどんはなんとお鉢に入った太くて長い2本のうどん!その太さといい長さといい仰天のうどん。もちもちとした食感が人気です。そしてもう一軒が「京菜屋」さん。京料理の料亭が経営するうどん屋さんです。こちらの「京ふくさうどん」はなんと白味噌仕立てのうどんで、赤の朱塗りの器でいただく、まるで京料理の一品のようです。

長い歴史とともに、独自の食文化が根付く京都。そんな京都だからこそ、うどんも実に個性豊か。京都ならではの魅力を放つ庶民の味、うどんも確かに京のいっぴんといえるでしょう。


■お店情報

大阪屋
京都市下京区七条通堀川東入ル北側土橋町199
075-371-3938

常盤
京都市東山区祗園新橋通り橋本町412
075-561-1811

京菜屋
京都市東山区三条通北裏白川筋東入堀池町374
075-751-9401

たわらや
京都市上京区御前通今小路下ル馬喰町918
075-463-4974

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