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第126回 川と里のであいもん 八幡巻き

 
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今回のいっぴんは「八幡巻き」!
みなさん、八幡巻きってご存知でしょうか。
「ゴボウ」を「ウナギ」で巻いて焼き上げたもので、ウナギのタレの味とごぼうの歯ごたえがたまらないお料理です。京の台所、錦市場でも人気の一品。川魚専門店の「のとよ」。八幡巻きは開いたウナギで細く割ったゴボウを数本束ねて巻きます。ヌルヌルするウナギをきれいに巻くのはとっても難しいんです。そして、備長炭で強火の遠火で焼き上げますが、これまた料理人の勘と腕の見どころ。創業以来つぎたしている秘伝のタレでしっかりと味をつけます。まさに京のいっぴんです。

さて、この「八幡巻き」という名前、どこから来ているのでしょうか?実は、この八幡巻きの発祥は、京都市の南西に広がる町、八幡市なんです。八幡市で最も古い歴史を誇る石清水八幡宮には古くからいけとし生けるものへの感謝の念を込めた放生会という行事があります。その昔、この殺生を慎むべきお祭りの際にもおいしい魚が食べられるようにと、人々は川魚を特産のゴボウで巻いて隠して食べていた、それが八幡巻きの発祥だと言われています。そんな八幡巻き発祥の地、石清水八幡宮の傍にある「朝日屋」で八幡巻きを食べることができます。こちらの八幡巻きは事前にウナギを蒸し、ゴボウを下茹でするのが特徴で、柔らかい食感が味わえます。今では全国で食べることのできる八幡巻きですが、発祥の地でいただく八幡巻きはやはり特別な一品です。

現在では全国に広まり様々なバリエーションを楽しめるお料理として人気です。ウナギの代わりに牛肉で巻いたり、焼く代わりに揚げたり煮込んだり。工夫次第でその美味しさは様々に広がります。みなさんもご家庭ならではの八幡巻きを作ってみてはいかがでしょうか。


■お店情報

のとよ
京都市中京区錦小路通御幸町通西入る
075-221-3774

朝日屋
八幡市八幡高坊11-4
075-981-3202

佐近
京都市右京区御室小松野町25-37
075-463-5582

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