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第121回 清き想いを水引に込めて 水引細工

 
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今回のいっぴんは「水引細工」!
お正月、子どもにとって楽しみと言えば「お年玉」。そもそもお年玉は古来より神事で年神様に奉納された鏡餅を参拝者に分け与えたことからきていると言われています。そんなお年玉を入れるものと言えば「ぽち袋」。今ではデザインに工夫の凝らされたものが多くあり、京都のお土産としても人気です。「これぽっち」という言葉からきた「ぽち袋」ですが、金額が大きくなると「祝儀袋」といわれる袋に入れます。こちらに飾りとして使われるのが「水引」です。これは宮中への献上品を紅白の麻で結ぶ慣例があったことからという説や、髪を結う紙縒りに紅がついたことからという説などがあります。

水引といえば結納飾りとして使う水引細工を忘れてはいけません。松竹梅鶴亀など縁起物の水引細工を契りの証として納めるのです。

京都市東山区に工房を構える「水引館(みずひきや)」。結納飾りを手掛けるのは、この道60年以上の経歴をもつ水引職人、鈴木セツ子さんと娘さんの鈴木久子さんです。優美で繊細な作品はまさに芸術作品。眺めるだけで別世界へと誘ってくれます。従来の松竹梅鶴亀にとらわれないトランペットなど現代的なモチーフを水引細工で表したものや、水引細工で作ったアクセサリーなどがあり、その作品の幅は留まるところを知りません。

本物を求める京都の風土が縁を結んで、今も人々に深く根付く水引。清き思いが込められた逸品でした。


■お店情報

裏具
京都市東山区宮川筋4丁目297
075-551-1357

水引館(みずひきや)
京都市東山区五条橋東6丁目506チサンマンション605号
075-541-5847
http://www.mizuhikiya.com/

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