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第117回 千年の歴史が編まれた愛着のいっぴん 金網細工

 
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今回のいっぴんは「金網細工」!
京都の名物、湯豆腐。この季節になると恋しくなるいっぴんです。以前に「湯豆腐」をテーマにお送りしたこともありますが、この湯豆腐をいただくのに欠かせないアイテムがご存知「金網細工」の豆腐すくい。豆腐自体はやわらかく何の細工をすることもできません。それでも見た目でも湯豆腐を楽しもうと豆腐すくいに模様を入れ、美しい道具を生み出したのです。亀甲模様の繊細な手仕事によって生み出されるいっぴんは、もはや単なる道具ではなく、品格あるまさに工芸品です。昭和30年代まで京都にはおよそ30軒あった金網細工のお店は、プラスチックやステンレス製品の発達によりわずか4、5軒にまで激減しました。しかし、21世紀、生活の質や環境が問われる時代になり、改めて手作りの金網細工が注目されています。

創業70年の「金網つじ」さん。長年に渡って京都で金網細工を作り続けてきました。ひとつひとつに丹精を込めて手作りで編み上げます。網目の美しさ、複雑さなど見ていても飽きのこないいっぴんです。

ご主人は小学生の頃から家業を手伝ってきました。高校を卒業をするとともに家業を継いだと言います。それ以来金網細工一筋。そして、現在ご主人の息子さんがその家業を手伝い、新しい息吹を金網細工の世界に吹き込んでいます。

さて、この金網細工。とても難しい作業ではありますが、体験教室で自分だけの金網細工を作ることができるんです。辻さんの指導のもと、1時間ほどでそれなりの豆腐すくいが完成します。丈夫で、使い込むほどに愛着が増す道具、これぞ「京のいっぴん」ではないでしょうか。


■お店情報

金網つじ
京都市北区紫竹下緑町61-4
075-491-4663
http://www.kanaamitsuji.com/

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