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第115回 日本を代表する伝統の劇場 南座

 
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今回のいっぴんは「南座」!
鴨川に架かる四条大橋のたもとに堂々とした風格の建物、それが日本でもっとも歴史のある劇場、南座です。歌舞伎を中心とした劇場で、毎年11月末から12月末まで行われる顔見世興行は京都の冬の風物詩となっています。四条河原で出雲の阿国が踊りを披露したことが歌舞伎の発祥とされています。そんな歌舞伎発祥の地に経ち、伝統を守り続ける南座は平成8年に国の登録有形文化財に指定されました。

屋根には江戸時代の芝居小屋の姿を偲ばせる櫓が据えられています。そして2本の梵天は神様に降りてきてもらって、芝居を見てもらうための目印です。館内はアールデコ調の照明、透かし彫りの大理石がはめ込まれた階段の手すり、内装から調度品まで見事な装飾が施されています。舞台は総檜造りで、文字通り「檜舞台」。檜板の舞台が許されたのは幕府公認の劇場だけだったため、この舞台は踏むということは役者にとって一流として認められた証拠だったのです。

役者の名前を勘亭流の書体で記した看板、「まねき」を劇場前にずらりと並べ飾り立てる伝統を唯一受け継いでいるのが南座です。11月25日、たくさんの人が見守る中、まねきが南座の前に並べられます。こうして12月末まで続く顔見世興行が幕を開きます。長い歳月の間、守られてきた南座の伝統のともしびを、ここ京都でいつまでも絶やさないでいたいという人々の願いが込められています。


■お店情報

南座
京都市東山区四条大橋東詰
075-561-1155

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