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第109回 美と芸術を引き立てる 京表具

 
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今回のいっぴんは「京表具」!
「ひょうぐ」ってご存知ですか?「表具」とは絵の周りに美しく飾られた裂(きれ)のことです。そう、掛け軸や巻物に見られる絵の周りの部分。もともと経典に施されたのが始まりとされています。その後、仏教仏画や花鳥風月を題材にした絵など、純粋な芸術鑑賞のために施されるようになりました。京都は茶の湯、建築、社寺など表具にかかわりの深い文化が発達したため、材料となる裂(きれ)や和紙など上質なものが調達しやすかったことから表具が栄えたようです。

今回取材したのは岡崎清光堂さん。表装の仕事を始めて40年のご主人は、今もありとあらゆる美術館をまわり、本物を見極める目を養うために勉強を続けているといいます。古来、京の絵師や書家は自分の作品を引き立たせるため、表装を有名な表具師に託しました。完成した作品に手を加える仕事。だからこそ、その作品を理解することから全てが始まる。理解するためには、自身の目も養わなくてはなりません。そして目利きの多いお客さんを相手に生涯勉強は続くそうです。

床の間を優雅に飾る風格ある掛け軸。絵から少し視線をそらして表具をみれば、すばらしい織物の世界に出会うこともできるのです。


■お店情報

岡崎清光堂
京都市中京区麸屋町通六角下ル
075-221-3234


鈴木時代裂研究所
京都市中京区丸太町通室町西入道場町4
075-231-2496

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