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第104回 京都の町の顔 看板と暖簾

 
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今回のいっぴんは「看板と暖簾」!
「看板」という言葉を聞いただけで、非常に重みを感じるのはなぜでしょうか。「看板を背負う」「看板に傷がつく」といったような表現からもわかるように、看板は店の信用を表し、まさに顔でもあるのです。京都には多くの老舗がその歴史とともに看板を守り続けてきました。京都市の中心地、姉小路通りを歩くと烏丸通りから寺町通りまでおよそ800メートルの間に歴史を感じる木彫り看板を数多く目にすることができます。その中には著名な書家や画家が書いた看板も見ることができます。近代書道の先覚といわれた山本竟山」、北大路魯山人、富岡鉄斎など看板が既に芸術品とも言えます。

そして「看板」とともに歴史を重ねてきたのが「暖簾」です。暖簾は店の表に掛けられ、屋号などが染め抜かれた布で京都の多くの店先にみることができます。京都の景観により一層風情を加える暖簾。暖簾が掛けられた町全体には統一感があり、意匠も様々な工夫が凝らされ、道行く人々を楽しませてくれます。

京都の老舗の暖簾を多く手掛ける中川染織。創業明治元年以来のお付き合いも多く、それは全て信用の上に成り立っています。暖簾は店の顔、顔を作っていると思って一つ一つ大切に作っているとおっしゃるご主人。暖簾を作り続けるお店と、暖簾を守ろうとするお店の思い。そうした思いが京都の町並みに風情と歴史を感じさせてくれるのでしょう。


■お店情報

姉小路界隈を考える会
http://www.aneyakouji.jp/

中川染織
京都府京都市東山区縄手新門前上東側
075-561-0065

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