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第86回 笑顔がこぼれる愛情の味 京飴

 
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今回のいっぴんは「京飴」!

まずは、ちょっとおどろおどろしくてあったか~いお話から。昔むかし、京都に一軒の飴屋がありました。そこに夜な夜な青白い顔をした女が飴を買いに来ました。不思議に思った主人が後をつけると、なんとその女は墓場で姿を消し、お墓の中から赤ん坊の泣き声が。お墓を掘ってみると、そこには飴をなめる赤ん坊がいたそうな…。これは京都に古くから伝わるお話。京都の六道の辻にある「みなとや幽霊子育て飴本舗」では、現在もこのお話にまつわる「幽霊子育て飴」を作り続けています。怪談話と共に京都で大変有名な飴です。

続いては明治30年創業の「豊松堂」。透明感の際立つ、美しい飴が店頭に並びます。また、こちらで人気なのが細工飴。長い棒状に作った飴、その断面には動物や人の顔が。細かく裁断した、同じ顔が袋いっぱいのユニークな飴です。

続いて京菓子司が作る少しセレブな飴、「豆平糖」。祇園に店を構える「するがや祇園下里」では、京菓子司の伝統と技術をもって、洗練された美しい飴を作っています。ツヤツヤと輝き、上品な姿をしています。

そして最後に「大文字飴本舗」。大正8年創業の老舗で、京野菜飴を作っています。堀川ごぼう、九条ねぎ、万願寺唐辛子など、京の伝統野菜の汁を絞り、飴に炊き込んだ飴で、口に入れると京野菜のほのかな香りと風味が飴とマッチして、深い味わいを醸しだします。

自然な甘さが口の中でじんわりと広がる、職人の心のこもった京飴でした。


■お店情報

みなとや幽霊子育て飴本舗
京都府京都市東山区大和大路東入ル西轆轤町
075-561-0321

豊松堂
京都市中京区寺町通り夷川上る久遠院前町679
075-231-2727

するがや祇園下里
京都市東山区祇園末吉町80番地
075-561-1960

大文字飴本舗
京都市右京区西院東淳和院町28
075-312-1568

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