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第85回 時代を紐解く 真田紐

 
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今回のいっぴんは「真田紐」!
皆さん、真田紐ってご存知でしょうか?京都で有名な紐と言えば「組紐」を思い浮かべる方も多いと思いますが、この真田紐も立派な京のいっぴんなんです。

組紐は三つ編みのように複数の縦糸だけを斜めに交互に組んで丸い紐にしたものです。一方真田紐は機などを使い、縦糸と横糸で平たい紐を織っていきます。

歴史を紐解いてみれば、戦国武将の真田幸村の一族が領地の人々に作らせ、それが好評だったために「真田の紐」と呼ばれるようになったそうです。江戸時代から大正時代には家庭に円盤状に巻いた一反を常備し、用途に合わせて切って使っていたそうです。

京都で15代に渡って真田紐を製作している江南ワークス。現在も染め、整経、織りの工程を全て手作業で行なっています。真田紐は一巻きあたりおよそ78メートル。一人の織り手がこれを織り上げるのに数週間はかかるといいます。いったん織り始めるとなかなかその場を離れることができない、たいへんな作業です。

現在は茶の湯で桐箱を結ぶのに使われるのが一般的です。そのほかにも、帯締めや草履の鼻緒など、その用途は時代によって変わりながらも、絶える事はありません。

職人の愛情と丹精が織り込まれた真田紐は、その丈夫さ、美しさを失うことなく、京都の伝統の中で愛され続けていくのでしょう。


■お店情報

江南ワークス
京都市下京区猪熊通り松原上ル高辻猪熊町367番地
075-803-6433

京都井伊美術館
京都市東山区花見小路四条下ル4丁目小松町564
075-525-3921

山清堂
京都市東山区清水二丁目207山清堂
075-525-1470

伊と忠
京都市中京区六角通柳馬場東入大黒町76
075-255-0038

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