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第84回 情報満載 門前・街道ゆかりの餅

 
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今回のいっぴんは「門前、街道ゆかりの餅」!
京都にはたくさんの社寺仏閣があります。その門前にはもちろん「名物あり!」。

まずは葵祭で知られる上賀茂神社。その門前に建つのが「葵屋やきもち総本舗」。北海道産の小豆で作った餡を滋賀県江州米の餅皮で包み、焼き上げた手作りの味です。もっちりとした食感が絶品です。

平安時代初期に創建された北野天満宮。こちらの東側にある「長五郎餅本舗」。お店の名前にもなっている長五郎餅は、上質の薄い餅皮にこし餡を包んだ上品なお菓子です。この名前、北野天満宮で大茶会を開いた豊臣秀吉が名づけたと言われています。

さて、北野天満宮の西にはもう一軒、名物門前餅のお店があります。それが「粟餅所澤屋」。目の前で作られたできたてほやほやの粟餅をいただくことができます。粟の風味豊かな名物門前餅です。

京都には「京の七口」という都への入り口にあたる場所がありました。街道に通じる道であり、人々の往来の激しい場所でした。鞍馬口は現在もその名が残る場所です。かつてここで豊作を祈り福を借り入れる願いを込めて、鎌の形をしたお餅が売られていました。いつの時代か廃れたこのお餅を「大黒屋鎌餅本舗」の初代が明治30年に復活させました。柔らかい餅皮でこし餡を鎌の刃先の形に包み込んだいっぴんです。

鳥羽街道。この街道沿いにも名物茶店がありました。それが「おせき餅本舗」です。鳥羽伏見の戦いで店が焼き払われ、現在は国道一号線に面した場所にありますが、伝統を受け継ぎ変わらず素朴で美味しい「おせき餅」を作り続けています。

京都には歴史の深い神社やお寺、そしてそこへと通じる街道や関所がありました。その歴史と共に京の人々はゆかりの餅菓子を代々愛してきました。そして現在にその味を変わらず伝えています。


■お店情報

葵屋やきもち総本舗
京都市北区上加茂神社鳥居前
075-781-1594

長五郎餅本舗本店
京都市上京区一条七本松西
075-461-1074


粟餅所澤屋
京都市上京区今小路通御前西入紙屋川町838-7
(北野天満宮前西入南側)
075-461-4517


大黒屋鎌餅本舗
京都市上京区寺町今出川上ル4丁目阿弥陀寺前町25
075-231-1495

おせき餅本舗
京都市伏見区中島御所ノ内町16
075-611-3078

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