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第81回 日本人の心のふるさと 京畳

 
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今回のいっぴんは「京畳」!
い草の香り、肌触り。やっぱり畳の部屋は落ち着きます。日本人と畳は切っても切れない関係です。実は畳、中国発祥ではなく日本独特のものなのです。現在の畳に似た形になったのは平安時代。寝殿造りの板張りの床の上に配置するように使われました。そして室町時代以降、畳の発展に大きな役割を果たしたのが「茶の湯」です。京で発展した茶道において、畳は座る位置や、道具を置く場所など様々な目安になっています。また、歩くときに畳の縁やしき合わせは踏まずに越えることなどが生まれました。

大徳寺門前に店を構える「もとやま畳店」。いかにも町の畳屋さんという感じですが、実は世界をまたにかけるグローバル企業なんです。10年前にアメリカで畳を売り出したご主人。現在では支店を構え、ロサンゼルスやニューヨークにを中心に多くの得意先を抱えるようになっています。京都の町の畳屋さんが、長く受け継がれる伝統を守りつつ、世界に発信し続けているのです。

続いては京都御所の南に店を構える「佐竹商店」。こちらでは「有職畳」と呼ばれる特別な畳を手掛けてきました。もともと畳には貴族の階級を示すための役割がありました。大きさや厚さ、畳縁の模様などにも細かい決まりごとがありました。その当時の原型を今にとどめるのが有職畳なのです。有職畳の技術はそれを許された当主にだけ代々口伝で伝えられてきました。いわゆる一子相伝というわけです。

日本人と切っても切れない畳。京都の長い歴史の中で、日本独自の文化として受け継がれ、今もその姿を変えず私たちの生活に関わり続けています。


■お店情報

もとやま畳店
京都府京都市北区紫野門前町45
075-491-8608

佐竹商店
京都市中京区丸太町通堺町西入
075-231-3731

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