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第74回 偉人も愛した冬の味覚 京の伝統鍋

 
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今回のいっぴんは「京の伝統鍋」!!

粉雪の散らつく京都の冬。こんな日に食べたいものは?もう「お鍋」のほかにありません!
鍋の歴史は古く、現在の日本の料理のルーツとも言えます。そんな長い歴史の間に、地方色豊かな鍋や、工夫を凝らした鍋料理が次々と生まれてきました。そんな中にあって、長い間変わらずこだわりの味を守り続ける「伝統の鍋」が京都にはあります。

まずは「わらじや」さん。創業400年の老舗で、谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」にも登場するこのお店。こちらの伝統の鍋は「うぞうすい」。厳選された浜名湖産の鰻を使った鍋で、こだわりの雑炊を食べることができます。戦後間もない頃、わずかなご飯でたくさん食べられるようにと、先代の女将さんが滋養のよい鰻と合わせて雑炊にしたそうです。思いやり溢れたお鍋です。

続いては「鳥彌三」さん。このお店にはかの坂本龍馬も通っていたそうです。登録有形文化財に指定されているお店には、長い歴史の香りともうひとつ、伝統の鍋「鶏」の香りが染み付いています。三日間煮出したこだわりの白濁のスープ。その濃厚で鶏の旨味が凝縮した味はまさに絶品!スープだけを何杯もおかわりをする人も多いとか。もちろん、その後の鶏肉や野菜も絶品。スープが味をしっかりと引き立ててくれます。最後はやっぱり雑炊。鶏肉、野菜、お餅、全てが伝統のスープに溶け込み、最高の雑炊に。

200年以上も同じお店の名前で、同じ建物で、しかも同じ料理で営まれていることに、店としても並々ならぬ自信と努力が窺えます。これこそ立派な京都の伝統、いっぴんです!


■お店情報

わらじや
京都府京都市東山区七条通本町東入ル西之門町555
075-561-1290

鳥彌三
京都府京都市下京区木屋町四条下る
075-351-0555

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