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第69回 時代を超えて人々を魅了する 伏見人形

 
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今回のいっぴんは「伏見人形」!伏見人形は京都の伏見に古くから伝わる郷土人形で、全国の土人形のルーツだと言われています。詳しい事はわかっていませんが、古くから伏見の地に良質な土があったためと考えられています。その歴史は遡ること400年!

江戸時代後期は伏見人形の最盛期で、街道には60軒を越える窯元があったそうです。しかし、現在残る窯元はなんとたったの1軒。それが1750年創業の「丹嘉」さんです。

現在丹嘉さんが作る伏見人形の種類は約200種類。その人形を作る上で元となるのが土製の原型です。これほど質のよい土でこれほどまでの原型を作ることは今ではもうできないため、新しいものを作ることはほとんどないそうです。
伏見人形にはひとつひとつ意味があります。その教えを代々伝えたり、願掛けをしたりと特に京都の家では大切にされてきました。例えば布袋さん。京都の家では毎年、前年より大きな布袋さんを買い求め、14体揃うと幸福がやってくるとされています。

江戸時代に活躍した伊藤若冲。彼も伏見人形に魅了された一人です。晩年、若冲は多くの伏見人形図を遺しています。さらに現代においても伏見人形を集めているコレクターが数多くいます。

時代を超えて人々を魅了してきた京の「いっぴん」伏見人形。これからもその愛嬌たっぷりの顔と佇まいで、人々に幸せをもたらしてくれることでしょう。


■お店情報

丹嘉
京都市東山区本町22丁目504
075-561-1627

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