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第67回 職人の心の結晶 京生菓子

 
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今回のいっぴんは「京生菓子」!
皆さんは季節の移り変わりを何で感じますか?京都人には和菓子で季節を感じ、愉しむ文化があります。特に1年で最もめでたい日、お正月にも菓子は欠かせません。京都の家々には昔から正月が近づくと近所の和菓子屋さんがお菓子の見本を持って訪ねてきたそうです。そして新年の挨拶に来たお客さんに用意しておいた生菓子を振舞うのです。このように京都の正月と菓子には深くて長い関係があるんです。

現在、京都で正月を代表する生菓子と言えば「はなびら餅」。もともとは宮中で正月に食べた行事食がモチーフとなっているお菓子で、中に入った白味噌は雑煮を意味したそうで、まさに正月らしさを感じさせてくれる一品です。

烏丸丸太町にある「甘楽花子」さん。ご主人の内藤さんは老舗「京華堂利保」さんのご子息。もっと親しみやすい和菓子をと平成15年に独立されました。今回、正月菓子のひとつ「御題菓子」を作って頂くことに。「御題菓子」とは宮内庁が発表する「歌会始」の御題をモチーフに京都の和菓子屋さんたちが腕を競って創作するお菓子です。平成20年の御題は「火」。内藤さんは火をモチーフに「初火」というかわいらしいお菓子を作られました。手習いをする若い女性の初々しさと火の清浄さを表わしたお菓子です。

長い伝統のもとで培われたその確かな技術と、あらゆる伝統文化に精通した職人が生み出す和菓子の世界はまさに逸品。京都の歴史と文化の極致とも言える「いっぴん」です。


■お店情報

甘楽花子(かんらくはなご)
京都市中京区烏丸通丸太町下ル大倉町206 オクムラビル 1F
075-222-0080

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