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第65回 日本の心がつまった遊び 京かるた

 
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今回のいっぴんは「京かるた!」
もともとかるたは平安時代の二枚に分けた蛤の貝殻の模様を探し当てる「貝覆い」という遊びだったそうです。16世紀に入り、ポルトガルから「Carta」つまりカードがもたらさされ、名前がそのまま日本に伝えられました。貝からこのカードへと移り変わったのもこの時代と言われています。

花札など賭博性の高まるかるたは何度も禁止令が出され、それらと区別するためにことわざなどが書かれたかるたを「いろはかるた」と呼ぶようになりました。そして「京いろは」こそが「いろはかるた」の元祖だと言われています。現在ひろく知られているのは「江戸かるた」。それもそのはず、「京いろは」とは現在ではほとんど残っていないのです。それを復活させたのが京都市伏見区にある「大石天狗堂」。この変わったお店の名前。由来は…禁止令が出されていた時代、花札の隠語として「鼻」が使われていて、やがて長い鼻を持つ「天狗」が花札の象徴となり、後に店の名前に付けらたのだそうです。

京都に残るわずかなかるた屋の誇りにかけて途絶えてしまった京かるたを復活させた大石天狗堂。他にもあの尾形光琳が書いた幻の「光琳かるた」と呼ばれる百人一首も復刻させました。幻となった光琳の美しいかるたを見ることができます。

そして、もう一軒。松井天狗堂。こちらはなんと手刷りのかるた復活させ、作り続けているお店。手刷りのかるたは全国でも松井天狗堂のみ。全国から注文が絶えないと言います。今では残り少なくなったカルタ作りをするお店、松井天狗堂そして大石天狗堂。京都の優れた文化を残していくのはやっぱり京都のお店しかないのです。一度途絶えた文化が職人たちの手で蘇る。これこそ京都の文化なのでしょうね。


■お店情報

大石天狗堂
京都府京都市伏見区両替町2丁目352-2
075-603-8688

松井天狗堂
下京区木屋町通正面下ル
075-371-0829

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