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第55話 京刃物 切っても切れぬ刃物の縁

 
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今回のいっぴんは「京刃物」!

京都では古くから伏見稲荷周辺の土、鳴滝の砥石、出雲地方の砂鉄や玉鋼、さらに良質な水などが手に入ったことから、刃物の一大産地として全国に知られるようになりました。また京都は文化の中心として繁栄してきました。京都の木工芸、竹工芸、西陣織、京扇子など、どれをとっても刃物が欠かせません。京刃物が高度に発達したのは、京都の伝統文化や工芸などに欠かせない道具として精密さを求められたからでもあるのです。

三十三間堂の近く、京刃物を作り続ける今井義延製作所。ご主人の今井建二さんは京刃物を作り続けて53年になります。今井さんは彫刻刀を中心に様々な刃物を作っています。駆け出しのころには様々な職人さんのもとを訪ね、それぞれの使い方や好みを勉強し注文をとるようになったそうです。地道な努力を重ねるうちに、多くの職人さんから厚い信頼を得るようになりました。かの有名な近代彫刻界の巨匠、平櫛田中も若い今井さんの彫刻刀を一目見て「信頼できる」と言ったほどです。

今井さんは職人さんたちの難しい注文をどれも新たな挑戦として取り組みます。そして今井さんの作った刃物が京都の伝統工芸師たちを今もなお支え続けています。京刃物は切っても切れない職人同士の強い信頼関係が生み出したいっぴんでした!


■お店情報

今井義延製作所
京都市東山区大黒町通正面下ル塗師屋町612
075-561-5658

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