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第50話 ぶぶ漬け神話が今解き明かされる!

 
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今回のいっぴんは「ぶぶ漬け」!ぶぶ漬けってご存知ですか?そう、お茶漬けのことです。お茶漬けが一般に普及したのは、江戸時代になってから。京都でも一般の家庭でお茶漬けが食べられるようになり、いつからか京都にある神話が生まれます。

それが全国的に有名な「ぶぶ漬け神話」。京都で人のお宅を訪れて「どうどす?ぶぶ漬けでも」と言われたら、それは「帰って」という合図である…というもの。なんとも「いけず」な風習だと思われるでしょうが、でも実は意地悪を言っているわけではないんです。これは直接的に「帰ってください」という言葉を避けるための言い回しなんです。しかも、本当に帰らなければいけない時と、用意された食事を断ると角がたってしまう場合とがあり、そこは京都人が得意とする「空気を読んで」ということになります。京都にはそういった表ではなく裏に潜んだ心を読み取るという文化が根付いているんですね。

神話ではお茶漬けを食べてはいけないことになっていますが、京都のお茶漬けは本当に美味しいんです!漬物の老舗「近為」さんで食べられる「お茶漬けコース」。肩肘をはらずに自由にさらさらっと頂く、なんとも贅沢なコース料理。そのほかでも寿司の「ふなおか」の口当たりさっぱりの寿司茶漬けや「かね庄」のお茶漬鰻など、京都には名物お茶漬けがあるんですよ。

京都人のほどよい距離感を保つ人とのつながり方が京都の食文化とともに神話となって全国に知れ渡ったというお話でした。代々住み続ける人の多い京都には、外からみると一見変わって見える風習が多くありますが、その背景にはどれも京都人ならではの「心遣い」があるのです。


■お店情報

近為
京都市上京区千本通五辻上ル牡丹鉾町576
075-461-4072

変りすし処ふなおか
京都市北区紫野西野町31
075−491−8866

かね庄
京都市東山区縄手通三条下る
075-541-1171

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