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第37話 山里の香りを味わい 鞍馬名物 木の芽煮

 
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今回のいっぴんの舞台は鞍馬です。出町柳駅から叡山電車に揺られて30分。車窓には同じ市内でも洛中とは別世界、緑に囲まれた清涼な景色が広がります。

そんな山深い地ならではの名物として生まれたのが今回のいっぴん「木の芽煮」です。鞍馬寺の参道は鞍馬街道でもあり、市内から若狭へと抜ける古くからの道です。その参道沿いに木の芽煮を作る店が6軒ほど軒を連ねています。早朝、参道には木の芽煮を煮る香ばしい匂いがあたりを包みます。

「木の芽」とは、山椒の若葉のことでここ鞍馬では昔から多く自生していました。この土地の人たちはその山椒の実や葉を山菜と一緒に塩漬けにして食べていたそうです。それが現在の山椒と昆布を醤油で煮た木の芽煮の原型なのです。山椒のピリリとした味と昆布の旨みが絶妙なバランスで白ごはんによく合います。

鞍馬には牛若丸が天狗と修行をしたという有名な伝説がありますが、牛若丸もきっと山椒を食べたことでしょう。そして山を駆け回って修行に励んだのでしょうね。木の芽煮を食べると、牛若丸伝説を育んできた鞍馬の歴史と自然の香りが漂ってきますよ。


■お店情報

渡辺木の芽煮本舗
京都市左京区鞍馬本町
075-741-2025

雍州路
京都市左京区鞍馬本町
075-741-2848

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