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第29話 世界にひとつだけのこだわりの足袋

 
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おしゃれは足元から!今回は「足袋」を巡る旅です。

足袋の発祥は定かではありませんが、室町時代の畳の文化とともに確立されたのではないかと言われています。足袋といえばやはり白足袋。ではなぜ白いのか。それは足元から身を清らかにするという神聖な意味が込められているからです。能や狂言をはじめ、役者のみなさんは白足袋を大切なものと考えています。神聖なものゆえ、もちろん汚れたものは履いてはいけません。また、心臓に近い左足から先に履くというマナーもあるそうです。

番組では京都の足袋職人、植田勝也さんを取材しました。型紙から縫製まで、足袋作りの全ての工程を手作業で行っている植田さん。初めてのお客様には必ず来店してもらい、じかに採寸しないと足袋を作らないといいます。しかも片足だけでも10箇所の寸法を測り、お客さんの足にぴったりフィットする足袋をつくるという職人のこだわりです。一度作ったお客さんの型紙はすべて保管されているので、工房は型紙の山です。縫製も年代物のミシン5台を使い分けて、手際良く作業される植田さん。あっという間に一足の足袋を仕上げる様はまさにマジックです。ちなみに足袋を留める金具「こはぜ」には名前を刻印するというサービスも行っている植田さん。これは舞妓さんや芸妓さんから多くの注文があった時代にはじまったもので、洗濯する際誰のどの足袋かわからなくなるのを防ぐためだったそうです。

植田さんが作る世界でたったひとつのオリジナル足袋。「足元を見る」という言葉もあるように、いつの時代も足元をしっかり見つめ、身も心も引き締めたいものです。


■お店情報

植田貞之助商店
京都市下京区七条御所ノ内本町
TEL 075-313-1761

分銅屋足袋
京都市中京区三条通堺町角
TEL 075-221-2389

SOU・SOU足袋
京都市中京区新京極通四条上ル二筋目東入ル
TEL 075-212-8005

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