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第24話 歴史と文化に育まれた 伏見の酒

 
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京都の酒所といえば伏見。今回は歴史と文化に育まれた伏見のお酒が主役です。

なぜ伏見が酒所になったのか?それは豊臣秀吉の伏見城築城による人口の増加と伏見の地に沸く豊富な伏流水が要因だったようです。伏見の水は柔らかい中硬水。この水がお酒造りに最適な水であったようです。

さてそんな伏見のおいしいお酒、今回は月桂冠にお邪魔して日本酒の作り方を見せて頂きました。

♪但馬出るときゃ、二十歳の妻が まめに暮らせと目に涙

聞こえてくるのは「酒づくり唄」。昔から杜氏をはじめとする蔵人は豪雪地帯の農村や漁村からやってきました。冬の間は郷里を発ち、酒蔵で、次の春まで酒づくりに励んだそうです。そんな杜氏たちが作業のたびに歌っていたのがこの唄なんです。家族と遠く離れた、つらさをぐっとこらえ、酒造りに打ち込んだ、杜氏たちの熱い思い。その情熱が形となって生まれ変わったもの、それが日本酒なんですね。

今では伏見の酒が全国で飲まれていますが伏見が酒どころとして全国的に有名になったのは明治に入ってからのことだそうです。

伏見の酒を全国に広めた功労者の一人。それが月桂冠11代目、大倉 恒吉という人物なんです。明治のころまでお酒は樽での量り売りが一般的だったそうですが、品質を保持するのが難しく、防腐剤を入れないとすぐにお酒が劣化したといいます。そこで恒吉は酒造りに科学技術を導入。防腐剤の入らない瓶詰めによるお酒を開発したそうです。これが功を奏して伏見の酒が全国に広まるきっかけになったと言われています。恒吉は時代の流れを敏感に読み取り、伏見の酒を全国ブランドへと成長させた一人であったのです。


■お店情報

月桂冠
京都市伏見区南浜町
075-623-2001

油長
京都市伏見区東大手町
075-601-0147

御香宮
京都市伏見区御香宮門前町
075-611-0559

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