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第23話 皇室御用達の京人形・慶事を祝う 御所人形

 
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「京人形」には大きく分けて5つの種類があるって知っていましたか?ひな祭りの「ひな人形」、端午の節句の「五月人形」、抱っこして着せ替えも出来る「市松人形」能、狂言を題材にした「風俗人形」。そしてかわいらしい幼児の姿をしているのが「御所人形」。

京人形の中でも特に手間がかかり、制作個数が極めて少なく、芸術的価値が高いとされているのが「御所人形」なんです。「御所人形」は三頭身の幼児の姿をテーマにしたものが多く、丸みを帯びた体型と白くつややかな胡粉塗りの肌が特徴です。皇族や貴族、公家などの間で子どもの誕生を祝い贈られる人形として用いられ、人形には子どもの健やかな成長と栄えある一生を送れるようにと、親心ならではの願いが込められています。

江戸時代より続く宮廷御用唯一の御所人形師 伊東久重。現当主で十二代目を迎えおよそ240年もの間ここ京都で伝統の御所人形を作り続けている。御所人形の材料となる木材は国産の桐、伐採後およそ三十年も寝かせたものだけを使っている。荒彫り、ひび割れを防ぐため中をくりぬく、上彫り、白い肌を形作る胡粉を五十回程度塗り重ねていく、ぬぐい、目と眉、口を筆で描く、髪付け、着付け…。およそ半年、長いものでは一年以上かけて慎重に進められていく複雑な工程を経てようやく「御所人形」は生み出されていくのです。


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