TOP 過去のいっぴん うらばなし プロフィール リンク ご感想
タイトル
過去のいっぴん

第10話 お菓子の宝石 金平糖

 
画像
画像
画像

誰もが口にしたことがある懐かしいお菓子といえば「金平糖」。この金平糖は1546年、ポルトガルからもたらされた異国の贈り物の一つで、中でもひときわ美しく人々の目を引いたというお菓子でした。当時はとても珍しく貴重な品とされ製造法はいっさい秘密だったそうです。

その昔ながらの「金平糖」をつくり続けるのは、現在日本でただ一つの金平糖専門店の「緑寿庵清水」。金平糖づくりにはレシピがなく、一人前になるのは20年かかるといわれています。朝から晩まで大きな熱い釜の前での立ち仕事、音を聞き分け、蜜をかけ続け、小手でかき混ぜ、金平糖のできあがりを見守ります。

金平糖ができるまでは、果てしない道のり。イラ粉と呼ばれる餅米を細かく砕いたものを核とし、それを大きな熱い釜に入れ、その上に蜜をかけていく、それを3日間繰り返すとイガと呼ばれるでっぱりができてくる、その作業を2週間くりかえし、ようやくあのユニークな形の金平糖ができます。

天然素材(みかん、いちご、巨峰、など)を加えると砂糖が結晶しないという世間の常識を打ち破り、見事天然素材の金平糖をつくりあげた四代目。その精神は五代目に受け継がれいまでは幾種類もの金平糖が生み出されました。故きを温めて新しきを知る・・・そんなお菓子の宝石「金平糖」の味をぜひ一度味わってみてください。


■お店情報

緑寿庵清水
京都市左京区吉田泉殿町38-2
075-771-0755

すべてのいっぴん