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第2話 鯖寿司と鯖街道の秘密に迫る

 
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京都では祭りの日に欠かせない「鯖寿司」。三方を山に囲まれて海が遠い京都では、かつて鮮魚はほとんど手に入りませんでした。そのため若狭からの一塩物の鯖は大変なごちそうでした。しかし車も電車も無かった時代にいったいどうやって足が早くて痛みやすい「鯖」を運んだんでしょうか?

その答えは福井県と京都を結ぶ道「鯖街道」にあります。そう、かつて人々はこのルートを一昼夜歩いて鯖を運んだのです。「鯖街道」の起点となる魚市場の石盤には若狭に代々伝わる古い言葉が刻まれています。「京は遠ても十八里」。十八里とは現在の距離で言うと約72km。若狭地方の人々は京を身近に感じようとしていたのでしょうな。

京都までいくつもの険しい峠を越えて運ばれた若狭の鯖。その日本海の鯖を使って二百年もの間、鯖寿司一筋にこだわりぬいてきた老舗中の老舗があります。それが祇園新地に店を構える「いづう」です。日本海の真鯖、近江の江州米、いづう特製の米酢など厳しく吟味した素材だけを使用。創業より守り続けた、今も変わらぬ伝統の製法で作る鯖寿司はまさに芸術品。京都の鯖寿司の代名詞とも言われている。


■お店情報

いづう
京都市東山区八坂新地清本町367
075-561-0750

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