日本伝統建築技術保存会会長 西澤政男
長年にわたり社寺建築に携わってきた西澤政男さんは、鎌倉時代に入ると建物が美しく見えるために緻密な計算が行われるようになったと語り、江戸時代にはすでに効率化のためにプロポーションが犠牲になるような傾向が見られはじめていると指摘する。 修理が可能な伝統建築は、省資源の建築であり、後世の人が残したいと思うものを建てることが、建物の寿命を伸ばすことにつながるのだと訴える西澤さんは、先人の技術を受け継いでいることに誇りを感じると胸を張った。