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韓国ドラマ

韓国ドラマ
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ストーリー
あらすじ

建国数十年を経た高句麗は、朱蒙(チュモン)の死後、息子ユリ王の時代に団結力を失い、他国の侵略を受け王朝滅亡の危機を迎えた。そんな時代に誕生したのが、ムヒュル=大武神王(高句麗三代目王)だった。ところが「この子は将来、父母兄、わが子を殺し、高句麗を滅ぼす不吉な子である」と神女に予言され、国の元凶である赤ん坊を殺すように促される。わが子を自分の手で殺すことができなかったユリ王は、見せ掛けの儀式を行って、平民として暮らさせるよう長男ヘミョンに託す。不遇の息子は、熱い血と動く心臓がないという意味のムヒュルと名付けられた。壁画師に預けられたムヒュルは、自分が王子の身分だという事を知らずに育てられるのだった。
高句麗建国の過程で次々と仲間を増やしていった朱蒙とは対照的に、国を守る為に自分の大切なものの犠牲を強いられ、不屈の意思を持ち続けねばならなかった「孤高の王」の物語。戦争の神として有名なムヒュルだったが、その裏には宿命、愛、葛藤の物語があった・・・。

第1話

第1話西暦4年。戦勝をあげた高句麗〔コグリョ〕の王ユリの下に、諸加〔チェガ〕会議(=部族長らの会議)から慰問団が訪れる。勝利を祝う宴の夜、ユリは諸加会議の使者に刺されてしまう。その頃、高句麗の城内では密かに諸加会議が召集され、謀反の計画が進められていた。この企みを突き止めた太子ヘミョンが王妃と妹・セリュ王女を連れ脱出した矢先、ユリが軍と共に帰還、大加〔テガ〕(部族長)らの兵を打破し投降させる。その夜、王妃は王子を産む。

第2話

第2話誕生した王子は国を滅ぼす運命にあり、殺さなくてはいけないとユリに告げ、大神官が自害。だがユリは王子を殺せず思い悩む。そんな中、家畜が死に、井戸の水が血に変わるという原因不明の異変が起こる。怪しんだヘミョンは密かに調べ、沸流〔ピリュ〕の族長相加〔サンガ〕の策略だということを突き止める。そして王妃が急死。民心が離れていく中、ユリは族長達に王子が受けた啓示を明かし、国を守るために王子を殺すと宣言する。

第3話

第3話十数年後、先王チュモンの墓がある箕林窟〔キリムくつ〕で育ったムヒュルは、盗賊達から乳母ヘアプを助けようとして逆に捕まる。盗賊の目的は神廟にある神剣だが侵入者を阻む仕掛けがあるため容易には近付けず、ムヒュルがその役目を負うことになる。そこへヘミョンが現れ、盗賊達を一掃。彼らが扶余〔プヨ〕の王テソの刺客だと知る。外の世界に出たいというムヒュルの心を止められないとヘアプに言われたヘミョンは、ムヒュルを卒本〔チョルボン〕の兵士にすることに。

第4話

第4話密売を行うチョバルソを追って国境を越えてしまったため扶余軍に捕まるムヒュル達。ヘミョンは軍を率いて助けに行くが、これにより同盟関係を結ぼうと扶余を訪問中のユリはテソに反逆の疑いを掛けられ監禁される。何とか監禁が解かれたユリはテソの怒りを鎮めるためヘミョンから太子の全権と卒本城主の地位を剥奪。軍律を破ったムヒュルはヘミョンの計らいで箕林窟へ。なぜ自分を助けたのかと問うムヒュルに、ヘミョンは失った土地符都〔プド〕を取り戻すという夢を語る。

第5話

第5話ムヒュルは勘違いからヨンの家の家臣に暴行を働き牢獄行きに。そして同牢の男に謎の文字が書かれた布をある商人に渡してくれと託される。ヨンの計らいで牢を出されたムヒュルはその布を渡そうと商人に会いに行き扶余〔プヨ〕兵に襲われるが、ヘミョンらに助けられる。テソ暗殺を企む密偵が見つかった扶余では取り調べを強化。ヘミョンとムヒュルらは卒本〔チョルボン〕に戻る途中、扶余に連行される高句麗〔コグリョ〕の民を救い出す。

第6話

第6話ヘミョンはムヒュルとともに、軍を率い黄龍国〔ファンニョンこく〕に向かうテソに奇襲をかける。ムヒュルを助けようとしたヘミョンは負傷、テソはムヒュルが放った槍に倒れる。ヘアプの下に運ばれたヘミョンは、ユリ王にテソを殺したと伝えるようムヒュルに託す。ムヒュルから伝言を聞いたユリは事実確認を配下に命じる。一方、ヘミョンはムヒュルが何者なのかと訊ねるヘアプに、彼が高句麗の王子であることを明かす。

第7話

第7話ヘミョンを殺さなければ高句麗〔コグリョ〕の捕虜を殺すと言うテソに、ヨンは高句麗を治めるには民心を得るべきと進言し、テソもそれを受け入れる。一方、ヘミョンは戦の責任を取るため1人で扶余軍の陣営を訪ね、卒本〔チョルボン〕城主ペグクと共にテソの下に向かう。ムヒュルらはヘミョンを止めようと追いかけるが、ペグクの配下が放った矢にムヒュルは倒れてしまう。その頃、ヘミョンは扶余に忠誠を誓えば殺しはしないと告げるテソの前で…。

第8話

第8話扶余軍に捕まったムヒュルとマロは牢獄で同じ高句麗人だという男から誘われ協力して脱出。が、ヘミョンを見殺しにしたユリを憎むムヒュルは、ユリの間者だというその男と殴り合いに。しかし、これはムヒュルの真意を試す策略だった。ヨンの父で傭兵集団・黒影〔フギョン〕の首長タクロクの指示により、ムヒュルらは黒影になる訓練を受けることに。ムヒュルはコンビを組まされたトジンと共に過酷な訓練を乗り越え、絆を育む。

第9話

第9話高句麗〔コグリョ〕の城内にもぐり込んだムヒュルはユリを見かけて殺そうとし、トジンに止められる。トジンは新国の使者の暗殺作戦からムヒュルを外すと告げるが、ムヒュルは私怨を二度と持ち込まないと誓い作戦は続行、2人は宴で振舞われる酒に毒を混ぜる。下女として忍び込んだヨンはこの毒の効果を生み出す薬を使者の杯に塗る。宴の日、ヨンが使者にこの杯を渡すが、ヨジン王子が自らが作った杯を贈ると言い出し…。

第10話

第10話テソは刺客を送った反逆者の暗殺をムヒュルら黒影〔フギョン〕に命じる。その反逆者はタクロクだと聞かされ、信じられないトジンは事実を確かめるためテソに会いに行く。だが物証を見せられ、命令に従わざるを得ない状況に。一方、謀反の疑いを掛けられていると知ったタクロクは娘のヨンを逃がそうと使いに出す。ヨンの救出をムヒュルに託しトジンはタクロク暗殺に向かう。そんなトジンにタクロクは…。

第11話

第11話扶余〔プヨ〕の王テソにユリ暗殺を命じられたムヒュルとマロは高句麗〔コグリョ〕へ。城内に侵入し扶余の密偵に会おうとするが、高句麗の罠で兵士に囲まれてしまう。何とか逃げ切るムヒュル達だが、ユリ暗殺の道を絶たれ途方に暮れる。一方ヨジン王子は侍女のヨナを連れ、無断で町に出るが、サンガらの陰謀で沸流〔ピリュ)の兵に命を狙われる。そこにムヒュルが現れヨジンを連れ去る。ヘアプらは失踪したヨジンを必死で探すが…。

第12話

第12話ヨジンを人質にユリを呼び出すムヒュル。そして1人で現れたユリにムヒュルは矢を向け、ヘミョンを見殺しにした理由を問う。恨みが晴れるなら殺せと言うユリを討とうとした瞬間、ムヒュルは背後から矢を受け倒れる。助けにやってきたヘアプらはヨジンを監禁した扶余〔プヨ〕の黒影〔フギョン〕がムヒュルと知り驚く。ムヒュルという名を聞いたユリは、自分を殺そうとした男が、捨てた我が子だと気づき呆然とする。

第13話

第13話洞窟に隠れていたムヒュルは高熱に倒れるが、ヨンの治療により回復する。ムヒュルはヘミョンの復讐のためユリ王を殺そうとしたが、それは誤解だったとヨンの前で涙を流す。一方、主人のペグクに逃げた黒影〔フギョン〕を捕らえるよう命じられたトジンは、それがムヒュルだと気づく。そんな中、ヘアプに頼んでユリ王に接見したムヒュルは、剣を向けた罪を償うため高句麗〔コグリョ〕の密偵として扶余〔プヨ〕に戻る許可を請う。

第14話

第14話扶余に黒影として戻ったムヒュルは機密文書を盗み出すことに成功。さらにマロと共にテソの護衛兵に選ばれる。ムヒュルは機密文書をヘアプに渡し、テソを暗殺する意思を伝える。財部?衣〔チェブジョイ〕に怪しまれ護衛から外されるムヒュルだが、お忍びで町に出たテソを追い矢を放つ。一方、旗山〔キサン〕族長を殺せと命じられたトジンは仲間を殺し、扶余へ。テソが倒されたことを知り、その犯人への制裁を誓う。

第15話

第15話ヨンを抱き寄せるムヒュルを目にし衝撃を受けるトジン。そのムヒュルはヨンからトジンが国内城〔クンネじょう〕にいると聞き喜ぶ。トジンは諸加〔チェガ〕会議の裏切り者を捕らえペグクに差し出すが、ムヒュルはその様子を目撃し刺客がトジンだと気づく。ヨンを訪ねたトジンはこれからは自分がヨンを守ると告げるが、ヨンはムヒュルとトジンの間で思い悩む。そしてトジンはムヒュルらと再会、ヨンヘの想いを明かす。

第16話

第16話ムヒュルらはペグクに捕まり扶余〔プヨ〕の黒影〔フギョン〕がなぜ国内城に囲われているのかと問いつめられるが、そこに現れたユリ王がムヒュルは自分の命令で黒影となり密偵として功績をあげたと告げ、救い出す。ムヒュルを王子と認めてほしいというヘアプに、ユリ王はただ見守ると話す。トジンはユリが信頼を置く配下たちを暗殺。その死体に残された独特の傷跡から、ムヒュルは犯人がトジンであると察するが…。

第17話

第17話街には20数年前に死んだ王子の幽霊が出るという噂が流れ、ユリ王は動揺する。セリュ姫に王子の生存を確かめてほしいと頼まれたムヒュルは、手がかりを捜すため神殿に忍び込むが、そこで王子の位牌にムヒュルという名が刻まれているのを目にする。さらに、そこでユリ王が配下に告げた話を立ち聞きしたムヒュルは、自分が災いをもたらすと予言された第3王子だったと知り、激しい衝撃を受ける。

第18話

第18話扶余〔プヨ〕城に侵入し解毒剤を盗み出したムヒュルは扶余兵を振り払い、ヨンの元へ。だが、ヨンからユリ王が毒で倒れたと聞き、急いで城へ戻る。無事に帰ってきたムヒュルに、ヘアプはムヒュルが王子であることを知っていたと明かし、自分の運命を受け入れるよう説得する。ムヒュルが持ってきた解毒剤によりユリ王は回復。ユリ王はムヒュルを呼び出し、ムヒュルを王子として受け入れると告げる。

第19話

第19話ムヒュルはヨンを城に呼び、高句麗〔コグリョ〕の王子であるという運命を受け入れたと告げる。自分が扶余〔プヨ〕の姫と知れたら危険だと案じるヨンに、ムヒュルは自分が守ると言い、ヨンは宮廷医師として招かれる。ユリ王はムヒュルに沸流〔ピリュ〕からの税金の取り立てを命じる。ムヒュルは沸流が独占する貿易権を取引に持ち出し、交渉の才を見せる。そんな中、扶余から和解を求めて使者が訪れ、ムヒュルが扶余に向かう。

第20話

第20話祖母のユファの墓参りに出たムヒュルはペグクの刺客に襲撃され、それをテソの兵に救われる。歓迎の祭事が行われる中、マロ達が密偵の容疑で捕まる。怒ったテソは自分の配下と戦ってムヒュルが負けたら、マロ達を殺すと言い放つ。ムヒュルは酒に盛られた毒のせいで対戦中に目が見えなくなるが、音を頼りに相手を倒す。帰国したムヒュルは、扶余が高句麗との戦の準備している証拠をユリ王に提示する。

第21話

第21話ムヒュルが国境守備隊の訓練に回る中、扶余〔プヨ〕軍が進軍を開始。ムヒュルは城に戻り、先制攻撃をユリ王に進言する。一方、ヨンを扶余に連れ戻そうとするも断られたトジンは、扶余に戻るとテソに戦に参加したいと申し出る。ムヒュルは扶余の黒影〔フギョン〕に化け、補給部隊を攻撃。勝利する自信があったムヒュルだが、同盟国が扶余に寝返り、諸加〔チェガ〕会議の兵も撤収を決め窮地に。そして扶余軍が攻撃に出る…。

第22話

第22話扶余軍の戦車部隊の前に、ムヒュル率いる高句麗〔コグリョ〕軍は惨敗を屈する。敗北の責任を感じて処罰を望むムヒュルに、ユリ王は指揮権剥奪を言い渡す。沸流〔ピリュ〕軍を率いるペグクは撤退を要請するが、ユリ王は戦を続行。ユリ王に監禁されたペグクは密かに反乱を企てる。一方、物資輸送のために戦地に向かっていたヨンは扶余軍に捕まってしまう。そんな中、ムヒュルは戦車部隊の弱点を探るべく、敵地に向かう。

第23話

第23話ヨンの心にいるのはムヒュルだけと知り激しい怒りに駆られたトジンは、ムヒュルを倒すことを誓い高句麗〔コグリョ〕に戻る。ユリ王は配下を集め、征服戦争の開始を宣言。そのためには国内の安定が必要として太子を決めることを告げる。そしてムヒュルとヨジンの両王子に民のための政策を考えるという課題を与える。一方、トジンに匿われていたヨンはテソに見つかり、扶余〔プヨ〕の姫として生きるよう命じられる。

第24話

第24話国内の統制のためヨジンを太子にするとユリ王から告げられ、欲望や未練を捨て、ヨジンを支えようと誓うムヒュル。新国の使節団が扶余に向かったという情報を得たムヒュルは、扶余の兵力拡大を阻止するため使節団を襲撃。さらに卒本〔チョルボン〕に向かい、ペグクの配下だった城主を高句麗〔コグリョ〕の配下に取り入れてしまう。そんな中、太子の重圧に耐えきれず自決を図るヨジン。ヨジンの本心を知ったユリ王は…。

第25話

第25話太子に命じられたムヒュル。その立太子礼を祝い扶余〔プヨ〕からの使節団も訪れるが、その中にはヨンの姿も。マロの計らいでムヒュルはヨンに会うが、ヨンは会うのはこれが最後だと別れを告げる。立太子礼の日、ムヒュルは沸流〔ピリュ〕の女性イジを妃に迎え、無事太子となる。だが、ヨンに心が残り妃を受け入れることができないムヒュル。一方、ヨンはマロの協力を得て、扶余の使節団から逃げ出す。

第26話

第26話婚礼直後にもかかわらず戦地に赴き、太子妃のイジを避けるムヒュル。そしてマロの計らいでヨンの隠れ家を訪ねると、必ず自分のそばに置くから待っていてくれと愛を告げる。だが、軍営を見舞ったイジはムヒュルが不在と聞き怪しむのだった。そんな中、ペグクはトジンにユリ王の暗殺を命じ反乱を起こすことを計画。トジンは扶余の配下との密会現場をチュバルソに見つかり、密偵の疑いで捕まるが…。

第27話

第27話ペグクは反乱を起こし、トジンは相加〔サンガ〕を刺殺、ユリ王を連行する。またトジンは扶余〔プヨ〕へ送るべくヨンも捕まえる。ユリ王の命か降伏かの選択を迫られるムヒュル。それを知ったユリ王はムヒュルを生かそうと自刀を試みるが、一命は取り留める。治療を命じられたヨンは、そんなユリ王にムヒュルを信じるよう諭すのだった。そして、ユリ王とヨンが扶余に護送される中、ムヒュルが救出に現れる!

第28話

第28話ペグクの反乱軍に国内〔クンネ〕城を占拠され、ムヒュルは卒本〔チョルボン〕への撤退を余儀なくされる。全てを失い逃げてきたことに責任を感じるムヒュルに、ユリ王は決して諦めるなと励ます。そんな中、戦で傷を負っていたヨジンが息を引き取り、ユリ王やムヒュルは失意に暮れる。一方、ペグクと手を組むテソが高句麗〔コグリョ〕城へ。ムヒュルはペグクの裏切りを全城主に知らしめ、宮殿を取り戻すべく民の力を得ようと乗り出す。

第29話

第29話ムヒュルはチュモンの剣を略奪にきたトジンらを撃退する。ユリ王はムヒュルに軍事権を含めた政治の全権を譲渡。国が危機にある中、実質的王権を任され、ムヒュルは重責を感じる。一方、ヨンはイジの策略でテソが掌握した国内城〔クンネじょう〕に連れ出される。テソは扶余〔プヨ〕を裏切ったヨンは許し難いが、その命はトジンに預けると告げる。ところが、倒れたヨンを診察した医師から彼女が懐妊していると聞いたトジンは…。

第30話

第30話ムヒュルの策略により、チュモンの神剣を手に入れたペグクが反乱を起こし、テソは扶余へ逃げ戻ることに。国内城を掌握したペグクは自ら大王になることを認めさせるべく、高句麗〔コグリョ〕全域の城主と大加〔テガ〕を集め、反対する者を次々と殺していく。ペグクの横行に皆が怯える中、ユリ王はペグクに謁見を求めて国内城に向かう。ユリ王が単身ペグクに会いに行ったという知らせを受けたムヒュルはユリ王を追うが…。

第31話

第31話ペグクに刺され自らの死期を察したユリ王は先代の王の例に従い、最期の時を太子以外の誰にも見せることのないよう外神殿へと向かう。トジンはユリ王とムヒュルを討つべく外神殿へ向かうが、結局は思い直して引き返す。そんなトジンに業を煮やしたペグクは兵を率いて攻め込むが、ムヒュルに撃破される。そしてユリ王はムヒュルを捨てた許しを乞い、強大な国を作れと励ましの言葉を残し、息を引き取る。

第32話

第32話大王となったムヒュルはペグクを殺さずに、奴隷として労役を課す。そしてヘミョンやユリ王の遺志を継ぎ、征服戦争に乗り出す。一方、扶余〔プヨ〕ではヨンがムヒュルの息子ホドンを産み、トジンは実の子として育てていた。2年後。領土を2倍に広げたムヒュルは国内城〔クンネじょう〕に凱旋。トジンがテソの後継者として有力だという情報を得たムヒュルはトジンが戦争の準備をしていると考え、扶余に密偵を送り込む。

第33話

第33話ムヒュルはヨンと自分の息子ホドンが扶余〔プヨ〕でトジンと共に暮らしていると聞き、驚愕する。そんな中、トジン率いる扶余軍が南蘇城〔ナムソじょう〕を占領。高句麗〔コグリョ〕への宣戦布告と受け取ったムヒュルは臣下を集め、南蘇城奪還のため出兵を告げる。またトジンは奴隷となったペグクの訴えを聞き、ムヒュルへの復讐の機会を与える。一方、ヨン母子を救出するべく扶余に入ったヘアプとチュバルソは、ヨンに接触するが…。

第34話

第34話扶余軍に捕まったヘアプとチュバルソを救出するために持ちかけた提案を、トジンに拒否されたムヒュルは正攻法を諦め、配下に南蘇城攻撃を命じ奪還に成功する。そして扶余との全面戦争が決定的に。トジンはヘアプとチュバルソに高句麗の情報を話さなければムヒュルの命はないと脅迫。動揺する2人だったが、ムヒュルにはある策があった。一方、マロはヨナを使い、ヨンとホドンを連れ出そうとする。

第35話

第35話扶余〔プヨ〕に先制攻撃をしかける高句麗〔コグリョ〕軍。ムヒュルは大安城〔テアンじょう〕を討つため、マロを従え別働隊として攻めるという危険な策に出る。だが、これを見破ったトジンにより襲撃に遭い、ムヒュルは負傷。マロは扶余軍に捕まってしまう。また、ホドンがムヒュルの子だと知り憤慨したテソは、トジンにムヒュルを連れてくるよう言い放つ。さらにテソはマロの極刑を命じ、トジンはマロに降伏を促すが…。

第36話(最終話)

第36話マロの残酷な死に打撃を受けたムヒュルは、怒りをぶつけるように扶余城へ進撃する。鉄壁の守りに退却を余儀なくされるが、マファンが抜け道をムヒュルに進言。この妙案によりムヒュル軍は扶余城への侵入に成功する。城門が閉まっているにもかかわらず城内に入り込んだムヒュルら高句麗軍に狼狽するトジンとテソ。扶余城を一気に攻め落としたムヒュルは、部下を失いひとり残されたテソと対面する。

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