おしえて!ランナーズ!!
----- バックナンバー 2007.1 -----

--- 2007年1月27日放送
テーマ:「走っても足は太くならない!!〜足が細くなる走り方!〜」
岩本 能史さん

W:走り出して、みるみる筋肉がついて、特にふくらはぎが発達して、ロングブーツが入らない〜〜(涙;)という女性のみなさん、いらっしゃいませんか?私がそうです〜。走ってるから仕方がない〜と思ってませんか?でも、ランナーの中でも足が細い人、いっぱいいます。テレビでよく見るトップランナーさんなんかは、細いですよね。なにが違うんでしょう??今日は、それがテーマです。

走って足が太くなるには、原因があるんですか?

I(岩本能史さん):あります。ずばり、フォームです。距離は関係ありません。
現に私は、ウルトラを走ってますし、月に500キロぐらい走ってますが、細いですよ。
足首は19cmしかありません。

ポイントは二つ。
1・・・腰の位置を高くして走る
腕立て伏せを想像してください。肘と膝は同じです。肘を深く曲げる腕立て伏せと浅く曲げる腕立て伏せ、深く曲げようと思ったら、たいへんなので、余計な筋肉がいっぱい付くんです。その肘を膝だと思うと、膝を深く曲げる=腰を落として走ると同じように余計な筋肉がついて太くなるんです。ふくらはぎだけではなくて、モモの周りにもついていきます。

W:腰を高くして走るって、どうすればいいんですか?

I:意識の問題です。頭から腰まで垂直に1本あるとして、そのお尻の真下に足を置いていくことを意識することです。そうすると、大きな上下動がないので、膝が深く曲がらないです。

2・・・一直線上を走る
モデルさんウォークというものです。モデルさんも足細いですよね。一直線上を走ることによって、細くなります。

W:難しくないですか?

I:道路の白線やタイルの目を見ながら、意識して走ると簡単ですよ。
骨盤をうまく回旋させることによって、一直線上を走ることができます。

W:なぜ?一直線上を走ると足が細くなるんですか?

I:じゃ、逆に一直線上を走らないときを考えましょう。
足を右に出したり、左にだしたりしで走った場合。右に一歩足を出したとき、体は前に進もうとしますから、自然と体重が左に補正しようとするんです。そして、次に左に出すと、今度は、体重を右に補正しようとします。つまり、まっすぐ進まないで、ジグザグに進みますので、体重移動が横になるんですね。
すると、バスケットボールなんかのサイドステップのようになって、前から見たときに足の巾が広くなるんです。

また同時に一直線上に走ると、足首も細くなります。
これは、蹴った足を戻そうとすると、着地している足の横を通りますよね。シューズと足がすれすれのところを通ります。これは、指輪の原理と同じで、指輪をしている指は緩衝しあうので、細くなりますよね。
それと同じで靴に触れそうになるので、細くなるんです。

以上、フォームのポイントが二つ。

それともうひとつ。なぜ、ふくらはぎが太くなるか?
人間の体って不思議なもので、大きな筋肉には大きな仕事をさせようとするんです。
走るときに地面を蹴る〜というのは大きな仕事ですね。それをふくらはぎにさせてはいけないんです。
モモにさせてあげないとダメなんです。モモで1の程度なら、ふくらはぎでは3ぐらいの仕事量になりますから。ふくらはぎを使っていると、大きな仕事をしないといけないので、どんどん太くなりますよ。

W:じゃ。モモを使って走るためには、どうすればいいんですか?

I:モモの裏を鍛えることです。
そのための筋トレは、レッグカールですね。
壁に向かって、平行にたって、手を壁に当てて、膝を前に出さないで、かかとをお尻につける運動。
ゆっくりと片足20回から30回。重い靴を履いたほうがいいですね。
スキーブーツなんかは、ちょうどいい重さですよ。

W:なるほど。そうして、腰高く、一直線上に、モモを使って走る〜と、足は太くならないわけですね。

I:はい。それと走力の向上にもつながりますよ。
腕立て伏せの話に戻りますと、深い腕立て伏せはきついので何回もできないですよね。でも、浅い腕立て伏せだと、楽に何回もできますよね。つまり、速く走れるということです。
足が細くなって、速く走れる〜一石二鳥ですね。

W:だから、速いランナーに細い人が多いんですね。その理屈がよくわかりました。
ところで・・どうしてこういうことに詳しいんですか?

I:毎日、皇居を走ってたときに、同じ人によく会うんですね。日が経つにつれて、ある人は、どんどん細くなっていき、ある人は、足がどんどん太くなっていくのを発見したとき、どうしてそうなるんだろう〜?と、ずっと観察してたんです。それがフォームの差だと気づきました。

W:なるほど〜。フォームを少し意識するだけで、足が細くなって、速くなる〜こんないいことはないですよね。どうも、ありがとうございました!!

腰高フォームに一直線走り〜〜意識してみませんか?


▲ PAGE TOPへ
 




--- 2007年1月13日放送
新春特別ゲスト第2弾!!
ゲスト:森本 貴義さん
(アメリカ大リーグ シアトルマリナーズアシスタントトレーナー )
森本貴義さん

W:京都府出身の森本貴義さん、年末年始で日本に帰国されてるときにお会いしてお話お聞きできました。

日本に帰ってこられたら、やっぱり懐かしい〜〜って感じですか?

M(森本貴義さん):そうですねえ。京都は生まれた街ですので、ほっとしますね。

W:さて、そもそも、森本さんがトレーナーになろうと思われたきっかけは?

M:漠然とは・・・高校生になってからですねえ。
ボクは、洛南高校で陸上部だったんですが、いい選手じゃなかったんですね。
故障が多くて・・・。中・高と陸上をやってたんですが、故障の多い選手で、故障が多いといいコンデションで試合にでられないですし、いい成績がとれにくい〜というのはわかってましたので、競技を続けていくのには、不安があったんですね。

W:故障が多い〜ということは、トレーナーさんとの付き合いも?

M:当時は、まだ、トレーナーという仕事は社会的に理解されてなくて、治療科の先生・・・マッサージの先生や鍼灸の先生が・・当時はトレーナー的な存在で、お世話になってました。そして、ああ〜こういう仕事もあるんだな〜と思いました。何かスポーツに携わる仕事がやりたかったし、同じような仕事ができればいいな〜と漠然と思いました。
それで、そのあと、鍼灸の大学に行って、インターンシップで勉強したりして・・・23歳の若さでオリックスのトレーナーになることができました。

W:イチロー選手とはそこで、出会ったんですか?

M:イチローくんとは、同級生で寮も同じ、部屋が隣〜でした。

W:じゃ、シアトルマリナーズでアメリカに行かれたのも、イチロー選手の影響ですか?

M:いや、アメリカで勉強したいなあ〜というのがありました。
イチローくんがシアトルマリナーズに行ったのが2000年、そこで、スプリングトレーニングといって、春に2週間ほどトレーニングがあるんですが、そこで、2週間程度働く機会があって、ますます、アメリカで勉強したいという気持ちが強くなって、1年後、アリゾナ州立大学に留学しました。
そして・・・2004年からシアトルマリナーズで働くことになりました。

W:トレーナーのお仕事って、きつい仕事ですよね?

M:そうですね。シーズン180日間で160ぐらい試合がありますので、ほぼ毎日試合ですね。ない日は移動です。シアトルは西海岸の北〜フロリダなら東海岸の南になりますので、飛行機で7時間以上かかりますし、時差もありますので、肉体的にしんどいですね〜。

トレーナーはボクを含めて3人いるんですが、その3名で25名の選手(40人枠のときは40人)の選手を見ないといけない。だいたい、平均年俸が3億円以上。10億円の選手も3名以上〜そんな選手が一日でも試合に出られないと、チームとしては影響を受けるので、なるべく、故障者をふやさない、小さな風邪にも気をかけて指導してます。

W:トレーナーとして、要求されることはどんなことですか?

M:ボクの場合、日本人として要求されることとして、アメリカ人のトレーナーにできないこと、針をうつこと、マッサージや矯正のようなことは、向こうでは、受け入れられてますね。

W:でも、重要なお仕事ですね。

M:たいへんな仕事ですね。朝、ボク自身の体調が悪くて辛いときでも、選手に会うときは、笑顔で元気に迎えないといけない〜というのはありますから。選手のテンションをさげてはいけませんので、あげないといけませんから〜。でも、もちろん、やりがいはありますし、夢でしたので、夢がかなえられているという現実に喜んでいます。

W:朝、選手にあったら、その日の調子とかは・・・わかるんですか?

M:顔を見ただけで・・・わかりますね。へんな話・・・「あっ、夫婦喧嘩したな?」なんていうのもわかります。体にふれたら、前日、何を食べたか〜もわかりますよ。

W:ええ〜〜っ!!!すごいですねえ。
ところで・・・世界のトップアスリートの筋肉って?どんな筋肉ですか?

M:イチローくんの場合は、いい状態の時は、つきたてのお餅のような感触の筋肉ですね。
ただ、柔らかいだけじゃなくて、反発性の強い・・・いいときは、ゴムまりのような筋肉ですね。
それを1年間キープするのがたいへんなんです。アップダウンがありますから、難しいですねえ。それをいい状態でゲームに出してあげるのが、ボクの仕事です。
彼の場合は、1日のうち、練習に人の3倍ぐらいさく選手ですから。1年間いいコンディション続けていくのは、たいへんですね。

W:1年間キープする仕方ってあるんですか?

M:彼の場合は、もう10年間のつきあいですから、ルーティーンは、日常の中に決まってきてますので、そのことを理解していれば大丈夫ですね。

W:生活の中心は、野球ですよね?

M:半年間、生活の中心が野球ですね。

W:ということは、森本さんも生活の中心がトレーナーですか?

M:そうなりますね。だから、自分の健康のほうがなかなか1年間キープできなくて、体重が、アメリカに行ってから増える一方で・・・(笑)

W:トレーナーのお仕事のやりがいは?

M:たいへんな仕事で、そこまで、経済的にも恵まれて優遇されてるとは思わないんですが、でも、去年は、WBCの優勝の場面にも立ち会えたし、イチロー選手をはじめ、選手がいい記録をだしたときに、「ありがとう」と一言、言われると、それまでの辛いことは忘れちゃうぐらい感動しますね。
すごくシンプルなんですが、選手から感謝されるということは、自分の中で一つの大きな喜びです。

W:さて、そんな選手のために〜というお仕事をされてる森本さんですが、森本さんご自身の目標が2007年あるんだそうですね?

M:そうなんです!体重が維持できなくなってますので(笑)シェイプするために、2008年にマラソンに挑戦して、4時間を切って走りたいですね。

W:えっ、?2008年ですか?

M:そうです。2008年の1月の大会を目指して、1年間のスタンスで練習して、4時間を切ろうと!!今年1年準備期間として、トレーニングの年にしたいと思います。もしかしたら・・・今年の10月・11月・12月になるかもしれませんが・・・・。約1年間の準備期間を経て、厳しい環境の中で、いい結果を残したいと思います。

W:初フルマラソン・・・サブ4ですか?

M:そうです!!がんばります。

W:お忙しいお仕事で時間がない中での練習〜でも、がんばって、サブ4してくださいね、
疲れたら、自分でメンテナンスしながら・・・ですね。でも、立場上・・・故障はできないですねえ〜〜。
今年の年末・・・また、お会いして結果?途中経過?お聞きするのを楽しみにしています。
ありがとうございました!!


▲ PAGE TOPへ
 




--- 2007年1月6日放送
新春特別ゲスト:高石ともやさん
高石さんと若林

W:2007年最初のゲストは、高石ともやさんをお迎えしました。
去年、マネージャーでもあり、奥様でもある光子さんが病気で倒れられまして、今も闘病生活を続けてらっしゃいます。そんな中、奥様のためにもがんばろう〜!と12月のホノルルマラソンは30年連続完走をされました。

まずは・・・そのお話から・・。
ホノルルマラソン30年連続完走〜おめでとうございました!!

T(高石ともやさん):そうなんですよ〜〜。30回目だったんですねえ。第1回が35歳で3時間12分・・・30回目も、また3時間台で走りたいなあ〜〜というのがあって、3時間59分12秒・・・48秒切りました!(笑)やった〜〜やった〜〜って、笑ってましたねえ。

W:どのあたりから、4時間切れるって確信されたんですか?

T:タイムはパフォーマンスの大事なことなんで。。。ハーフの地点で1時間59分50秒だったんですね。もう〜だめか〜〜とそこから追い込みました。これができたら、来年よくなる〜〜と思って。

W:やはり、30回目のホノルルは特別のものでした?

T:30番なので最前列なんですね。そして、大砲がなって、走り出して、花火があがって・・・すると涙が出てきて・・・。11月に亡くなった児童文学作家の灰谷健次郎さんの顔が浮かんできて、涙がうるうるきたんです。
「高石くんに騙されてホノルルに来て、そうすると、根暗だったボクが。。。朝起きたら、何苦しいことがおきるかな〜って思ってたのが、ホノルルに来てから、今日は何楽しいことをしようかな〜って明るくなったよ〜」って言ってくれて・・・。
そして、また、うちの奥さんも、珍しく「来年は家族で一緒にホノルルに行こうね」って、言ってくれて・・病でたいへんなときに。。そう言ってくれて・・・。
だから、今年は、「家族でホノルル」がうちのテーマです!!お正月からもう12月を目指してます。(笑)

W:去年は、たいへんな年だったんですね。

T:そうなんですよ。うちの奥さんが手術をしなくちゃいけない〜と言われて、やり慣れてないご飯を作ったり、洗濯したり、おふとん干したり、その間にも仕事して・・・。家族4人、土俵の中央から、ヨタヨタヨタ・・・とよりきられそうな去年でした。だから、今年は、ヨタヨタヨタ・・・と真ん中に押し返そう〜というのが目標です。その証しが12月のホノルルなんです。ホノルルに戻って来れてよかったな〜って。
でも、ランニングがあってよかったですねえ。なかったら、落ち込んでいたと思います。朝起きて、あ〜〜今日も、命がある、走れる!!奥さんとそんなことを話しました。 朝起きて、今日も仕事だ〜〜じゃないんですね。あっ、命がある・・・ありがたいな!ご飯がいただける・・・ありがたいな!あとはそれを充実させないといけなんです。 私たちの人生、外側で変わるもんじゃないんです。お金があるから幸せ・・・でもなくて、国が幸せにしてくれるもんでもない。自分で幸せだな〜〜とよろこばないといけないんです。今このときを喜ばないと〜!!楽しいねえ〜と言わないといけないんです。
  
3年前にボクの先生に教えていただいたことに・・・
「喜びは貯金できない」という言葉があります。
朝起きて、明るい顔して、ああ〜うれしいなあ〜たのしいなあ〜って言った方がいいよって。喜び以外は貯金できるんです。悲しいことは貯金をして利子までつく。うらみも利子だらけ。辛いことは利子だらけ。。でも、マラソンで優勝しても、喜びはどんどん薄くなっていくんです。繰り返してないと喜びはどんどん消えていくんです。だから、「さあ〜やろう!元気だそう〜」と言ってないとダメだよって。

マラソンの先生でもある山西哲郎先生(群馬大学の教授)がおっしゃいました。走る日に雨が降ってたので・・あ〜雨かイヤだな〜〜っと言ったら、
「雨がいやだと言うのは、トップ選手の何人かの言うこと。君たちのような駄馬は、雨だ!嬉しい!!と言いなさい。」そして、「雨だ!嬉しい!」を10回言わされました。明るい声で「雨だ!嬉しい!」を10回言ったら、雨が得意になりました。雨は降っていても、心は晴れになるんです。そんなときこそ、がんばれるんです。

貴方は大丈夫?

W:はい。私もランニングのおかげで、楽しい明るい毎日を送らせてもらってます。ただ、「雨だ!嬉しい〜」とは、言ったことも思ったこともないので・・・(笑)

T:そうだ!我々の共通の目標あったよね?泉州マラソンで4時間切ろう〜!!

W:そうです!そうです!去年、ラスト1キロぐらいのところで、高石さんを抜かせていただきました〜〜!!(笑)

T:そうだった!去年はまだ足が治ってなくて、痛くてねえ〜〜高石さんのそんな辛そうな顔見たくないよ〜と言われたんだよね。
今年は・・・2月、、、やろうね!

W:はい。二人の勝負ですね?(笑)

T:どこで、どちらがにっこり笑って、抜くか???(笑)問題は、35キロすぎだねえ〜。苦しくても笑おうね。がんばろうねえ〜〜ってどちらが追い越していくんだろう?たのしみだね。そして、土俵の真ん中にどんどん押し戻していって、12月のホノルルで、土俵の真ん中に。

明るいホノルルとであってよかった。ホノルルは間違いない。走ることも間違いない。

W:そして、今年は、「うれし〜い」を何回言えるか・・・“正”という字を書いて言って、朝起きて、「嬉しい」を一杯言える年にしたいと思います。

T:そうそう、それでいいんだ!!今年もよろしく〜!!

W:こちらこそ、よろしくお願いいたします。
ありがとうございました!!


今年の目標・・・一つ決まりました。
2月の泉州マラソンで笑顔で高石ともやさんを抜くこと!!です。
辛いときほど、笑顔で!!そして、走ることが心から嬉しい〜〜と声にだしておっしゃる前向きな高石ともやさんにお会いして、元気をいただきました。
一日も早く、奥様の病気が回復されますように!そして、今年の12月は家族みんなでホノルルに・・土俵のど真ん中に戻ってくださいね。

さあ〜〜、泉州マラソンに向けて・・がんばらないと!!
泉州マラソンに参加のみなさん!!私たち二人のバトルをお楽しみに〜!!


▲ PAGE TOPへ
 



>> 戻る