山や大自然のトレイル(登山道。林道)とか・・・舗装されていない道を走ることをトレイルランニングと言います。
これからの暑い夏は、山に走りに行く人がふえてきますね。涼しい山で足を鍛えよう〜とランニングのための夏のトレーニングとして、取り入れている人が多いと思いますが、最近は、トレイルランニングのレースも増えてきました。
先週、ご紹介しました「鯖街道」もその一つですね。
でも、日本では、まだまだレースとしては数が少ないのですが、アメリカでは、日本の市民マラソン並に、トレイルランニングのレースが毎週末、各地で行われているそうです。
そのアメリカで活躍されているのが、トレイルランナーの石川弘樹さんです。
アメリカのロツキー山脈を中心に行われる過酷なトレイルランのレースを5つのレース中、4つ完走するともらえるタイトル「ロッキーマウンテンスラム」を2004年に達成されました。
達成者3名中のお一人です!!
アメリカ・ヨーロッパを舞台に活躍されている石川弘樹さんにお話をお伺いします。
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| W(若林順子):そもそも、いつからトレイルランニングの世界に? |
I(石川弘樹さん):もともとサッカーをしていて、そのトレーニングとして走ってたんですが、大学在学中に、アドベンチャーレースという・・・マウンティンバイクやカヤック、クライミング、トレイルランなど5種目〜6種目をこなすレースにであって、やりたいな〜〜と思って、やっていくうちに、アウトドア系のスポーツの世界に入っていったんですが、その中で、走るということが1番シンプルでいいな〜と思って。 |
| W:なかなか、日本では、まだ、レースは少ないですよね? |
I:そうですね、でも、アスファルトを走るマラソンのトレーニングのために・・という形でここ数年、トレイルランをされる方が増えてきましたよ。 |
| W:トレイルランの魅力は? |
I:人によっては、レースでタイムや記録を求めるのが魅力という人もいると思いますが、僕の場合は、登山と変わらない魅力ですね。日本には、山がいっぱいあるじゃないですか。
毎回、違う山、より多くの山。景色をみることができる。しかも、走って〜ということになると、歩いて登るより、より、広く、たくさん、見れますよね。 |
| W:今までで、1番感動されたことは? |
I:日本では、熊に出会ったことはないんですが、アメリカのレースで2頭の熊に同時に出会って・・・熊に出会った〜!すごい感動したのを覚えてます。冷静にあとから考えると、恐怖感を覚えたんですが・・・。2頭がじゃれあってたのが、印象に残ってますね。
あと、夜通し山の中を走ってたときに、、、山の色が夜明けとともに、どんどん変わっていくんですね。それは、きれいでしたよ。 |
| W:そんなすばらしい感動をうけるために、トレイルランをはじめられた初心者へのアドバイスって? |
| I:どこを走ったらいいか、どういう装備で走ったらいいか?というのが、1番不安だと思うんですが・・・・。 |
| まず、どこを? |
| ーーーー以前にハイキングに行ったところ、歩いて登ったことのある山から。。はじめてください。 |
| 装備・・・? |
ーーーーランニング用のシューズでもいいんですが、トレイルラン用のシューズだとオフロード用にできてますので、凹凸のある道や、岩にぶつけたときに保護してくれたり。。と、より快適に走ることができます。 |
| 気持ち・・? |
ーーーーのんびりとランニングしてください。そして、走らなければならないということもないので、気の向くままに走ったり、歩いたりしながら楽しく遊んでください。
まず、最初が肝心です。最初でいやにならないように・・・。 |
| W:上り・下りの走り方ってありますか? |
I:上りは・・・しんどかったら歩けばいいです。そして、ここだったら走れるかな〜というところだけ歩けばいいんです。
下りは・・・足元ばかり見ないこと。足場が悪いので、どうしても足元ばかり見てしまいがちですが、トレイルがどのようになっているかを広い範囲で見ないと、急にカーブしていたり、落ち込んでいたりしたら、そのたびに止まってしまいます。そうならないように、トレイルをしっかり確認すること。
あとは、バランスですね。これは、もう慣れるしかないです。
あとは、どううまく下ってやろうか〜上ってやろうか〜って、楽しむことです。
遊び方をいろいろ、学んでください。 |
| W:なるほど、トレイルランの基本は、いかに山で楽しく遊ぶか!!ですね。 |
| I:そうですね。 |
W:わかりました。まだまだ、入門編のお話でしたけど・・・これから、ますます、ブームになりそうなトレイルラン。また、いろいろおしえてください。
ありがとうございました!! |
石川さんは、現在、トレイルランニングの普及のために、スライド&トークイベントやトレイルランイベントを数多く開催されています。
また、関西でも開催されますので、興味のある方は、ぜひ、参加してみてくださいね。 |
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| W(若林順子):関西はお久しぶりですか? |
| A(浅井えり子さん):大阪は1年ぶりかな?毎年、8月の末には、ジョギングコンサートで滋賀県には来てますが・・・。 |
| W:「ジョギングコンサート」というマラソン大会、毎年ゲストで来られてますよね? |
A:もう15年ぐらいかな〜呼んでいただいてます。
暑さを忘れてしまうぐらい楽しいですねえ。コンサートも含めて一つのイベントなんですね。あの大会は、速く走ることがメインじゃないんですね。楽しく走ろう〜というのがメインなんです。速ければいい〜という大会が多い中、距離もちょっとアバウトだし、タイムの告知もないんですが、タイムじゃなくて、走る楽しさを味わってもらう大会ですね。
やすらげちゃう大会ですよ。 |
| W:日ごろは、毎日やはり走ってらっしゃるんですか? |
A:走ってますよ〜。でも、毎日同じ距離じゃなくて、日々、違う練習を心がけてます。
メリハリつけて日々練習してますよ。
よく、市民ランナーさんで、毎日、同じコース・同じ距離・同じペースで走ってらっしゃる人がいますが、健康のためには、いいことですが、自分の力をあげるためには、マイナスな部分もあるんですね。人間の体は同じ刺激には、慣れてしまうので、同じ月間走行距離でも、自分の力をあげるためには、20キロの日や、ウォーキングの日、10キロ以内を速くパパッと仕上げる日・・とか、メリハリをつけたほうがいいんですよ。 |
| W:なるほど〜。今、そういう練習プラスいろんな大会のゲストとして参加されてますが、忙しいですねえ。 |
A:でも、いろんな大会でいろんな人と走れるのは、楽しいですよ。
どうしても一人の練習は、単調になってしまうんですが、いろんな大会にいくと、フルマラソンもいつもいつも全力で走るわけではなくて、長い距離の練習として走らせていただくこともあるんですが、一人ではフルマラソンもの距離を練習するのもたいへんですから。
また、短い距離では、スピードの練習にもなるし、他の人と走ることによって、タイムもあがって、刺激にもなりますからね。 |
| W:ラン漬けですねえ〜〜(笑) |
| A:そうですか???(笑)私なんかより、市民ランナーさんのほうが、もっとたくさん走ってらっしゃいますよ。 |
| W:市民ランナーさんは、走りすぎですか? |
| A:走りすぎですねえ〜〜。私は、100キロは絶対、走れないですから。 |
| W:えっ?ウルトラは興味ないですか? |
A:いや〜〜無理だな〜っと思って。長すぎて耐えられない。
勇気がないですね。練習でも100キロも走ったことないですよ。
42キロのフルマラソンの練習に100キロまでいらないし・・・。
たとえ、42キロ走り終えて倒れてもかまわないと思ってますから。42キロのスタミナだけでいいんです。100キロのスタミナはまた、別モンですねえ。 |
W:そうですか〜(笑)別モンですか!!!
さて、去年「ゆっくり走れば速くなる」の改訂版をだされましたが・・・・。 |
A:1回目にだした頃に比べて、人を教えるようになって、説明も上手になったと思うので(笑)わかりやすく書き直しました。 |
| W:よく、ゆっくりのスピードはどのくらいですか?という質問があると思うんですが・・。 |
A:私の場合は、キロ7分〜8分ですね。 |
| W:よく、速いランナーさんの中には、ゆっくり走れない!という人もいるんですが・・・。 |
A:ゆっくり走るときって、ごまかしが効かないんですよね。
走るときは、前に進む力以外の無駄な力は使わなくていいんです。
でも、中には、力んで走ってる人、一所懸命走ってるけど、前に進んでない人もいますよね。それって、無駄な力を使ってたり、フォームが悪かったり、左右がアンバランスだったり・・というマイナスな部分があるんです。それでも、速く走ると、それがごまかせたり、気がつかなかったりするんですね。でも、ゆっくり走ると、悪いところが出てくるんです。
だから、ゆっくり走れない人は、何か問題がある!と思ってください。問題があるから、耐え切れなくて、ペースがあがってしまう。
「ゆっくり走れない人は、速くも走れないです」
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| W:では、LSDの基本は、キロ7分〜8分ですか? |
A:私はそのペースを進めてます。
でも、じゃ、フルマラソンをキロ7分ぐらいで走る人は、どうすんだ?(笑)ってことになりますよね。
そういう場合は・・・。「不愉快な遅さ」これを目安にしてください。 |
| W:「不愉快な遅さ」ですね!!わかりました。 |
A:その速さを週に1回でも、いいですから、その「不愉快な遅さ」で90分以上走ること。
そうして、「不愉快な遅さ」に耐えていくうちに、フォームも変わっていきますし、無駄な力も減少してきます。 |
W:わかりました。「不愉快な遅さ」・・・私の場合は、キロ7分でも、不愉快ではないので・・(笑)キロ9分ぐらいかな〜(笑)
さて。今年は、これから、どういう大会で浅井さんにお会いできるんですか? |
A:8月の「ジョギングコンサート」はもちろん。
それから、10月に北海道の別海町でフルマラソンがあるんですが、いつも合宿していて、大会にも参加させていただくんですが、今年は、3時間半のペースアドバイザーとして、走ります。ここの大会、完走賞が「鮭1本」なんですよね(笑)。北海道ならではの大会で楽しいですよ〜。あと、ホノルルマラソンは、まじランしますね。 |
W:鮭1本・・・すごいですねえ。もらっても大変〜(笑)
それでは、最後に市民ランナーにメッセージをお願いします。 |
A:走るって、速い人だけがすごいんじゃなくて、たとえば、3万人の大会があれば、3万人分の目標やドラマや、楽しさ・苦しさ・喜びがあると思うんです。
そういう意味で、みんなが楽しめるスポーツだと思いますので、順位やタイムにこだわらないで、楽しく走ってほしいと思います。 |
W:わかりました!!!
楽しく走る=基本ですよね。ありがとうございました!! |
ではでは、ジョギングコンサートで、またお会いできるのを楽しみにしています。
ぜひ、参加させていただきますね。
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