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| 古都乃、恋、もも子、太陽のもとを離れていく成美。 頑ななまでに閉ざされた心でさまよう成美。 答えは“死”だけなのか…。 |
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そんな成美に二刻館の4人のヒナ達は、それぞれの方法で成美と向き合い“魂の抜き差し”を試みようとしていた。 |
| 夏の出会い。4人のヒナ達の不器用なまでの心のぶつかり合いに、成美は応えることが出来るのか…。 |
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成美はどこに居場所を見つけるのか…。 友情とは?希望とは?生とは?死とは? |
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| 消えた成美…。古都乃、もも子、恋、太陽は成美の存在の大きさに気づかされていく。 |
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人を茶化して、いつも明るくふるまってきた成美。しかし、その心の奥にある成美の本当の姿とは…。
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| 何に救いを求め、何を迷い、成美は20数年生きてきたのか。 |
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成美が固く心を閉ざしてきたわけ、芝居に自分の存在意義を見い出そうとしたわけ…。成美からその真実が語られたとき、5人は魂の涙を流す…
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「俺は幸せになっちゃいけない」…むせび泣く成美であった。 |
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| 成美が今年限りで副手を辞めるという噂を知る太陽。太陽の心の中に言い知れぬ不安が生まれる。成美について何も知らない自分。成美がこのまま遠くへ行ってしまうのではないか…。
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成美の過去を、心の内を知ろうと、成美に詰めよる太陽。しかし、成美の心は頑なに太陽の言葉を拒否し続ける。次第に成美に対しイラダチを覚える太陽。一触即発。 |
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成美の「みんなひとりなんだよ」、「世界なんて滅びちゃえ」という言葉に隠された本当の意味は…?
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そして恋に訪れた悲しい別れ…。
気がつくと、5人に夏の終わりの足音が近づき始めていた…。
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| あいもかわらず、遠く西陣から芸大に通い、創作活動を続けている古都乃。古都乃のナツは鮮やかに燃えていた…。 |
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そんな忙しい夏、古都乃のもとにある仕事が舞い込む。それは京都の小学校教論、後藤涼子からの依頼だった。ある拙い絵を見せ、これを織ってほしいと頼む涼子。当初戸惑いを見せる古都乃だが、涼子の強引ともいえる様子に、首をたてに振る。 |
| 学生ながら、初のプロとしての仕事に前向きに取り組む古都乃。試行錯誤を繰り返しながらも、そこには、いつも厳しくも優しい、父有作のアドバイスがあった…。 |
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順調にいくと思われた“プロ”としての仕事、しかし徐々にペースダウンしていく古都乃の機織り。…プレッシャーの壁にぶつかる古都乃。
京の料理人、紀道との出会い、そびえる高い壁、運命のいたずら…。西陣の夏、古都乃は何をつかもうとしているのか…。 |
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| 春名もも子。演奏学科2回生。ピアノを愛する天然系不思議キャラ。ピアノ演奏のバイトをいくつもかけもちし、特にピアノバーのバイトではひいきのお客を持つほどの売れっ子。
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ピアノを弾いて、毎日明るく楽しく過ごしているように見えるもも子だが、ピアノ演奏で壁にぶつかっていた。特に同級生音比呂の演奏テクニックを見ると、打ちのめされ、落ち込んでしまう。近々行われる音楽祭のオーディションも受けてみたいが、今ひとつ自信を持てずに悩む日々。 |
| そんな悶々とした日々を過ごしているうち、恋からは「中途半端だよ」と言われる始末。 |
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容赦なく近づいてくる音楽祭のオーディションの日。もも子はある決意を胸にピアノバーの舞台に立つ。…思いのたけを歌に乗せるもも子「わたしのうたをうたおう…ピアノくらい見つかるはず…」その時、もも子の迷いが音符とともに弾けていった…。 |
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| 就職活動に明け暮れる太陽。彼は2人分の人生を背負っていた…。その事実を聞かされた成美・古都乃・恋・もも子はそれぞれのやり方で太陽の手助けに奔走する。
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ある日、成美は太陽をある男と引き合わせる。男の名は加納万吉。木彫りをしながらアトリエロッジを営むきままな生活をしている。彼の飾らない自然な風体に影響を受ける太陽。ありのままの自分を受け入れることの大切さを知る。 |
| 自分の心と向き合う太陽。就職活動のため一時休んでいた卒業制作の作品作りを再び始める。一心にハンマーを叩く太陽。彼の中で何かが変わった。石彫を続けよう…それが自分の本当の姿だと…。 |
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大学卒業後、副手として芸大に残り、夢の続きを追うことを決意する太陽。それが、恋人への本当の愛を示す姿でもあると信じ…。 |
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| 奥田太陽。美術学科で4年間、ひたすら石を彫ってきた。一時期は芸大生として、芸術を志す者の一人として夢を追い大学に残り、好きな石彫を続けようとも思ったが方向転換。最近は就職活動に忙しい日々。 |
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だが太陽にも意地がある。就職をするなら石材関係の会社で少しでも石に関わっていこうと。しかし現実は厳しく、不採用通知の文字はもう見慣れた自分。ついに太陽は、他業種への就職も考え始めた。それは22歳、現実を見つめるという、物事の分別が分かり始めた大人の考え。といえば聞こえは良いが、太陽にはどうしても就職して安定した生活を手に入れなければならない秘密があった。 |
| ある日、就職にこだわる太陽を問いつめる成美。太陽の口からその真実を聞かされたとき、成美は言う「お前の青春は終わり」と…。 |
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太陽が石彫を捨ててまで、現実をとらなければいけないわけは?そして、もも子の恋の行方は? |
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| 一人闇をさまよい続ける恋の魂。バレエさえも彼女のもとから去ろうとしていた。相談できる相手もなく、自分は孤独だと信じきっている恋。バレエの師匠・千鶴の言葉は優しく、励みになるが、どうしようもなく過ちは繰り返されていた。心と身体のアンバランスはピークに達しようとしていた。…ついに倒れる恋。 |
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恋は気がつけばベッドの上にいた。横には自分をいつも気にかけてくれたもも子の姿が あった。しかし本当に彼女を介護したのは、さやかを始めとする同じ舞踊コースの生徒達だった。 |
| 主役の奪い合いというドロドロとした人間関係しかないと思っていた彼女達の関係。さやかたちは恋の実力を認めるのが恐く、一方の恋は周囲に目をつむりすぎていた。 |
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お互い、正直な胸の内を明かすと、自然と心が軽くなるのを感じる恋。
そしていつしか恋の周囲には、成美、古都乃、太陽、もも子という心通う友が集まっていた。 |
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| 今井恋。バレエ一筋に突っ走ってきた20年余りの人生。踊り続けることが彼女の存在意義そのもの。図抜けた才能は芸大の中でも、一際目立っていた。 |
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表舞台のスポットライトを浴び続ける恋。しかし、まばゆいばかりのスポットライトは、美しく自分を照らし出すと同時に、舞台に黒く重々しい影を映し出していた…。 |
| 注目を集めるからこその他人の妬み。気がつけば、恋は他人との接触を拒んでいた。一人ぼっちでもバレエさえ踊れたらいい。バレエが自分の人生そのものだから…。しかし、そのバレエさえも奪われるやも知れぬ魔の手が恋に迫っていた。それはストイックなまでにバレエに打ち込むからこそ、おちいった罠。恋自身もそのことを自覚しているが、どうしようもなく、魔の手に身を委ねる自分。 |
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周囲に融け込めず、いつも一人ぼっちだと思っていた。しかしそんな彼女を気に留め、優しく見守り続ける人々がいることを恋はまだ知らない…。 |
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| 3回生の夏。染織コースに学ぶ古都乃は思う“自らの作品作りに力を入れたい”と。そのために、実家の西陣を出て芸大近くに下宿をしたい。しかし、西陣の実家は取り引き先の会社からお金を借りなければならないほど苦境にあり、そんな余裕はない。 |
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「自分が芸大に通うことが、親に負担を掛けているのではないか」思い悩む日々を過ごす古都乃。やがて身も心も行き場を失くしていた。「自分は何処へ行き、何をすべきなのか…」「そもそも芸大に通う意味なんてあるのか…」気がつけば古都乃は殻に閉じこもっていた。 |
| その殻をそっと破ってくれたもの…。それは素っ気ないがどこか優しい成美の言葉。家族への愛。西陣の人々の優しさ。一人じゃないことを知る古都乃。 |
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「父親を超えたい…尊敬している」機織りをする父親の背中を見つめていた幼かった日々の思い出とともに、芸大に通う意味を再認識する。染織が好き、機織が好き、これが私の生きる道だと…。
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| キャンパスを闊歩する、1人の男の姿…。その名は青池成美。彼が忙しくいる理由…それは“カネ”。芸大を卒業し、副手の仕事に就いてはいるが、なんとも哀しい安月給。それでも芸大に残る理由、それは演劇への情熱・夢。だが現実は、立ち上げた劇団解散、尊敬する伊久多の劇団への入団は拒否、挙げ句の果てに元カノのもとへ金を借りに行く散々な日々。 |
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その元カノ門倉古都乃。別れた男と解ってながら、成美に金を貸す自分。普段の気の強さはどこへやら、最近めっきり弱気な彼女。原因は、ある悩み…。 |
西陣――古都乃が生まれ育った町。遠い芸大からの通い道に密かに下宿を考えている古都乃。だが、その実家の出機に最大の危機が訪れる。岐路に立つ古都乃。深くなる悩み。彼女は重大な決意をしようとしていた。
一方の成美は相変わらずのノーテンキ生活。後輩の奥田太陽に食事を作らせ、バイトでリッチな春名もも子に金をせびるありさま。 |
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そんな生活の中、新しい劇団を立ち上げようとする成美。強引に今井恋を引っぱろうとする。その節操のなさに、ついにキレる女、古都乃、鉄槌を成美に振りかざす…。
彼らの夏は始まったばかりだ。 |
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