祇園祭を学ぶ

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■昔の山鉾巡行

山・鉾・屋台の祭り(風流の開花) 白水社発行 植木行宣著から
(宝歴7年(1757年)刊の「祇園会細記」)

5月1日
・切符入り
・稚児の舞ぞめ、囃子はじめ(以後2階囃子)
6月1日
・稚児社参(6基の稚児)
・鉾建て
6月4日
・山建て
6月5日
・鉾の曳きぞめ、山の舁きぞめ(寄町へ山鉾を引き入れる)
6月6日
・鬮取り(六角堂にて)
・初めは、空くじ - 前年の巡行順に
・次に、真くじ - 決定
※鬮取らず
 長刀鉾(先頭)、船鉾(しんがり)、函谷鉾、放下鉾、岩戸山(3基の順番が決まっている。)
 他は山、鉾別に取る。(およそ鉾1基に山3基が続くように)
6月7日
・巡行 夜明け間もなく出発
(鬮渡し、長刀鉾による〆縄切り)
・10時に帰町-山は解体、鉾は装飾を除し骨格だけとなる。
〜 後祭り 〜
 
6月8日
・船鉾(凱旋鉾)、観音山が建つ
・山建て
・曳きぞめ、舁きぞめ
6月13日
・鬮取り(前祭りと同じ)
※鬮取らず
 観音山、船鉾、鷹山(休み山)
※観音山は、隔年に北、南が出山していた。
※船鉾は、1基の鉾を2ヶ町で交替で出していた。
6月14日
・巡行(三条烏丸から出発)

※現在の山、鉾巡行は、ほぼこの頃のものが受け継がれている。

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